電車のなか 海の風が香り

私を 思い出へ 連れ出す

波の 煌めき

喜びと悲しみが 行ったり来たり

日の沈む 儚さ

隣で笑う 大切なひと

つなぐ手は 熱くて

でも 離したくなくて

夏の恋は 

甘い というより 酸っぱくて

唐突に 過ぎ去ってしまった

波が 静かに 涙をさらう

今は 眩しいばかりの 思い出たちが

一瞬に 過ぎていく