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時々怖い夢を見て、自分の唸り声で目を覚ます。
昨晩がそうだった。
娘に心配そうに起こされる。
あぁ、また見てしまった。
夢を見るときは潜在意識と繋がっているから
何かしらのメッセージがあるのだろうけれど。
怖い夢からは明るい話じゃなさそう笑
だけど
今日は思うことがあり、
勇気を出して
夢に入り込んで
怖い、と思っている存在を確かめに行ってみた。
学校の長い長い廊下のような所。
奥は真っ暗。
何も見えないのに
そこに怖いもの、みたくないものがある。
と、
感じている自分。
怖くて
振り絞る声をだして助けを求めたいけれど
今度はその奥までゆっくり歩いてみた。
真っ暗で何も見えないはずの中に
つながったままのソーセージが何本も
ある物体の全身を覆っている姿がみえる。
ほこりかゴミが重なったようなものにもみえる。
とにかく汚い。とっさに思った。
もう逃げ出したいくらい気持ち悪かった。
でもその正体を見なければ。見なきゃさ、せっかくここまで勇気だして来たのにさ。
そっと手でソーセージを払ってみた。
下にぽてっと落ちた。
その物体に顔はない。
ピクリとも動きもしない。
シーンとしている。
払ったものが廊下に落ちても音すら聞こえない。
意外ときれいになるかも、と
次々覆っているものをよけてみる。
すると、
最初によけた所の色が
少し明るくなってきた
そうかと思うと今度は白っぽくなる。
❓
全体のゴミやほこりやソーセージを取り除く。
夢中でさっきよりも手早く払いのける。
白っぽかった物体は
乳白色に、そしてだんだん色を帯び、
薄い黄色へと変化していく
そして気がつくと
光に変化している！
光に色があるんだ。
あんなに汚かったのに
あんなに怖かったのに
全長1mmくらいの物体は光の塊となり、
私は手で光を掴み立てかけてみる。
縦長の物体は
闇と光
怖くてたまらないものは
実は光だったのだ。
眩し過ぎて見ないようにしていたら
闇と化し、本当の姿さえも隠してしまう。
勝手に怖いと思ってしまう存在にしたのは
自分だ。
そんなことを思った。
闇は光を隠し、光もまた闇を隠す。
あ！
陰陽のマークを思い出す。
陰の中に陽もあり、陽のなかに陰もある。
だとしたら
夢が教えてくれたのは…。