譜読みは手助けしてはならぬ…
実感してます。
子供が習い始めたときから、ずーーーーーっと隣で音を教えていました。
そのほうが早いと思っていたし、教えていたとしても、そのうちきっと自分で読めるようになるだろう
と、思っていました。
結果、どうなったかというと…
読めるようになっておらぬ
教えるとね、やっぱり頼るんですよね…教えてもらえる!!って思うから……
弾く力と読む力が離れすぎていて、やばいことになってます。
ツェルニー30番弾いていても、譜読みの能力はおそらくバイエル程度(だと思ってる)。
たまーに、新しい曲を先生の前で初めて弾く機会があると、
まさかこんなに楽譜が読めないなんて思ってませんでした…
と言われる始末…
普段は練習して弾ける状態で持っていきますからね。
まぁ、そんなこんなで先生とも話し、教えたらあかんのやなとわかり、今はあたたかく(ないときのほうが多いけど)見守ってます。
とはいえ、明らかに間違った音をずっと弾いてるのもね…あれなんで…
間違えていたら、
違うよーー
とだけ言います。
どこが、とは言いません。
違う場所は自分でよく探してねと。
そうするようになってから、だいぶマシになってきたような気がします。
でも、この譜読みで嫌になってやめちゃう子、けっこういるんじゃないかと思うんですけど、どうなんでしょうね
ちなみに小さい頃、私はそうでした。
楽譜を読んで弾けるようになるまでがホント苦痛で………
でも親はピアノに関しては全く何も知らなかったので、
一人で何とかするしかなかった。
何とかする気にもならなくて、練習しないなんてことも多々…笑
なので、それで嫌になっちゃうぐらいなら、多少の手助けをしてもいいのではと思ってたんです
難しいところですね。
そして、なかなか読めるようにならない理由がもう一つある……と思ってます。
何かというと、
音を覚えるのが早いことです。
もちろん、天才的な早さじゃないです。
わりと早いほうかな?という程度で…。
新しい曲を出されたとき、めちゃくちゃ苦労して譜読みするんですが(1段読むのに30分かかるときもありますよ…)、ある程度読めるようになると、音を覚えてしまう。
弾けるようになった時点で暗譜してるんですね。
それがどんなに長い曲であっても。
発表会やコンクールでは暗譜が基本なので、いいことのようにも思えますが、
これがホント良くない……
ということに気がつきました。
早い段階で楽譜を見なくても弾けるようになるとどうなるのか………
本当に楽譜を見なくなります。
全く見ません!!!
いやもう恐ろしいぐらいに…
楽譜を見て弾こうねと声をかければ、一応楽譜を見るものの、
本当に見ているだけ。
一点をひたすら見つめている…
酷いときは手が自動的に動いているだけで、頭は違う世界にお出かけ中。
そう、弾いているときに一つ一つの音符を目で追ってないんです
音を覚えていなければ、楽譜を見ながら弾くので、
この音符がドだ、この音符がソだ
と何十回、何百回も確認するわけですよね。
だから自然と覚えていける。
しかし、それを早い段階で覚えてしまって楽譜を見ないと、
その確認作業をしなくなるわけです…。
音符を目で見て覚える機会が減ってる
そんなこんなで今は、例え音を覚えていても必ず楽譜を見て、音符を確認しながら弾くようにしようねと言ってますが、なかなかできません。
不意に、
今どこ弾いてると思う?
と聞くと、ぜんっぜん違うページの違う音を指さすのでびびります。
先は長い……