つけちゃん、着物フリマに行ってきた。

 

着物部の3人で朝から いの一番にフリマ会場に入り、春夏物をゲットすべく片っ端から物色を始めた。

 

つけちゃんの一番のお目当ては、帯だった。

 

それなりにきちんとしたところにもお出かけできて、なおかつフォーマルすぎずくだけすぎない使い勝手のよいものがほしい、どうか見つかりますように…!と、帯コーナーにまっしぐらと進んだ。

 

あったあった、春夏ものの帯のコーナー。

 

つけちゃん、なんとなく青系の色味のものがほしいと思っていたので、青を中心に見定めていた。するとお一人、やってきた女性も隣で春夏の帯を見始めた。その方が手にとる帯を見ていると、やはり青い帯を見ているようだったので、

 

「青いのをお探しなんですか?」

 

と話しかけてみた。すると、

 

「そうですねぇ、やっぱりこれから暑くなるし、青かなーって思っちゃいますよね」

 

とおっしゃる。

 

「わかります、青って使いやすいですよね」

 

と、そんな感じの話からはじまって、「でも私、本当は緑が一番好きでやっぱり緑を選んでしまうんです…ああ、今日は青を買いたいのに…」とか、「昨年はいつまでも暑い日が続いて、秋の頃になっても麻の帯をつけている日があった」とか、色んな話をしてくださる方で、楽しみながら帯選びをしたつけちゃん。

 

その方は何度も決意がぶれそうになりながらも、深みのある青い麻の美しい帯を最終的に手に選び取っていた。

 

日本人は青が好き、というのは定説にあるけれど、実際着物も帯も青いものはやはり人気が高いと感じる。

 

いい青はすぐに売れていくのだろう、フリマなどでは出会う率が低いような気がつけちゃんはしている。

 

「すごくいい青ですね、よかったですね!」と言うと、

 

「そちらもとてもいいですね。私、それもほしいです」と笑ってそれぞれ購入に至った。

 

つけちゃんはさまざまな色が混在して織られている 一見グレーの帯を選んだのだった。これは着物を選ばないだろう!と思ったのが一番の決め手だった。

 

今日の一番のお目当てのものが運よく見つかったので、つけちゃんは会場をのんびり見て回っていた。

 

手作りの組みひもやさん、まるでギャラリーに並ぶ工芸品のような反物、着物をリメイクした洋服屋さん、草履の修復をしている履物やさん…立ち寄る先々でお名刺をいただいたり、着物のお話を聞いて知識を増やすつけちゃん!

 

そして、それらのお店の商品どれもこれもが、それぞれに胸を張ってそこに並べられている。

 

「私はこんなのよ」「アタシはこうなの」「わたくしはこうありたいの」

 

それらと共鳴した人が、また胸を張って購入していく。

 

そんな場面を見ているのも、とても楽しいのだった。

 

ふと気づくと、着物部の2人も戦利品をゲットしていた。

 

「何買った!?」「今度の部活で見せっこしよね~」

 

とわあわあ言いながら、色んな着物屋さんの立ち並ぶセンタービルに移動して、いろんな着物を見て目を肥やしていく。

 

とにかく実際にいろんなものを見て、自分で感じるのが一番の学びだ。

 

それが着物の一番の楽しみだともいえると、つけちゃん思うワケ。。

 

 

ああ、楽しかった!着物はずっと続けたいなぁ!

 

するりとそんな気持ちがお腹にすとんと落ちる、着物に浸かった休日なのでした。

 

 

 

ひとつの帯から幾通りもの着物が合わせられる、

 

まさに理想の夢の帯と出会えた!