お腹が空いた時に予備にと

病院の売店で買ってきた

カップうどんは255円だった

カップうどんって255円もしたのかなって

 

 

でも食べれない動けない1日が

若かったころは病院のベットの中から

彼女が出てきたこともあり

それも4人部屋だったのに

よく周りの人は目をつむっていて

くれてたなあと

 

 

そんなことを思い出しながら

剃り毛されるのハズイと思っていた

下腹部も傷口も見えないし

お腹に力が入れられないから

動かせるのは手だけで

スマホを覗くかテレビを観るか

 

手が動いても

お腹が痛くなるから鼻もかめないし

ちょっと咳くこともできない

唾を出すのが精いっぱい

辛い夜でした

 

手術した2日目にして

尿道のカテーテルを外すことに

痛みって人それぞれですが

その痛みをもし10段階で表すとしたら

 

傷口の辺の痛みが4なら

カテーテルを抜く時の痛みは5くらいで

カテーテルを抜いた後の

一番初めてのシッコの時は9くらいの

出血を伴う激痛に襲われました

 

そうなると心が座るものなのですね

臆することなく

これってズボンを下げて出血した状態を

看護師さんに見せることができるように

なるのです

息子は借りてきた猫のように

いつもより小さくなっているのに

 

あまりにも痛いので

次のシッコをためらうくらいでしたが

出る物はでるので

2回目は血液も一緒に出て

痛みは6くらい

 

5回目くらいから痛みは3から2ぐらい

になり出血も治まった感じになりましたが

 

下腹部に力を入れられないから

ウン〇が出せないし

 

鼻も満足にかむことができないし

もちろん咳くこともできない状態

だったのですが少しずつは回復していく

「時間薬とはよく言ったもんだ」と

 

そんな時に洋式便器がなかったら

どうしていたのだろうかと

横になって出すしかないのかなって

 

そんなことを考えていたら

突然クシャミが

痛いなあ小さなクシャミ1つが

またお腹に響くのです

 

自分一人で生きていくのには

電動ベットも必要なのかと

 

 

病室からの景色を眺め

次はいつかなと考えながら

病院を後にしました