山地の沢沿いの湿った場所を好み縦に裂ける樹皮はコルク質で厚く弾力があり
これを削ると鮮やかな黄色の内皮が現れる
内皮には苦味があって健胃薬や外科薬として用いられるとある
葉をちぎるとミカン科特有の香りがして秋になるとブドウのような実をつけ
野鳥がそれを好んで食べているという
樹皮の内皮は鮮やかな黄色をしていることから「黄膚」と書き大和木草には「その木の皮黄なる故キハダと名ずく、味苦き故虫を殺し腹痛止む」
と書かれているとある
確かに切りクズが黄色かったから何の木だろうと思っていたら
でも これって切ってみなかったら何の木だったかは分からなかった
栗の木や楢の木も栗やどんぐりの実がついていたら何の木か誰でも分かる
実がついていなくても葉だけでも分かるけど葉が落ちてしまっていたら
樹皮だけでどれだけ分かるのだろうか
自分たちって分かっているようで何も知らないなって木の事じゃなくて
他のことも