☆6月13日、金曜日。
☆私が、本年度、関わっている『安土学区コミュニティセンター等建設委員』の「コミュニティセンター等の現地視察」がありました。(コミュニティセンターとは公民館のことですね。)参加者25名ぐらい?
☆最初に訪問したのは、今年4月に竣工なったばかりの『馬渕コミュニティーセンター』です。
元から在った馬渕小学校の南側の水田を埋め立てて建設されました。駐車場が広い
まず、2階の(研修室を3つ、つなげた)一番広い部屋(100名収容)で関係者3名から説明を受け、その後、館内を見学をしました。(二階ホール外には「庭園」があり、その向こうに田園風景が望めます。)
☆基本は、大小の会議室(5室)と和室(4室)と調理室です。
☆近年、近江八幡市内で建設されるコミセンは自然災害発生時の避難場所として、防災機能が強化されております。
この馬渕コミセンには、「上水道受水槽」、「井戸設備」、「簡易浄化設備」、「汚水貯留槽」、「マンホールトイレ」、「非常用発電機」、「LED照明」、「シャワー室」などがあります。
また、消防自動車が格納された地元消防団詰所(消防センター)が併設されています。
☆ところで、「ガス屋さん」の私が気になったのは、調理室や給湯の熱源です。
馬渕はしっかりLPガス仕様(400kg)となっており、パンフレットにもしっかりと「調理室はLPガス仕様とし、停電時でも調理ができます。」と書いてあります
調理室には、3口ビルトインコンロとガスオーブンが5台ずつ(素晴らしい)
給湯用ガス湯沸し器は大きなのが5機設置されています。(暖房用熱源兼用なのでしょうか。平時には、おそらく、使用されないかもしれず・・・。)
(事務所等の小口コンロは電気でしたが・・・。)
☆なお、説明会では関係者から施設の「プラス面」と「マイナス面」をお伺いましたがここではカットします。
☆続いて訪問したのは、平成23年度竣工の「金田コミセン」です。
☆基本は、大小の会議室(6室)と和室(2室)と調理室です。
☆金田コミセンと同様、「井戸水」や「非常用発電機」の設備があり、災害発生時には、隣接の金田小学校との共用で学区民の10%(1500人)が3日間生活できるようになっているとの事でした。
(しかしながら、館内には、防災用備蓄品の保管場所が足りないとの事でした。普段は必要ないものだけにむずかしいところです。)
☆大きな催し物をするのに使える部屋は、大会議室(100名)ですが、それ以上の人数の場合は、二階の渡り廊下で接続された金田小学校内の「多目的ホール」(200名)を使用できます。
(小学校との共用の為、利用できる曜日が決まっているそうです。)
☆調理室の熱源は、IHコンロや電子レンジ・電子ジャーなどの電気でした。(災害発生時に自家発電機だけで、調理器具が利用できるのか?なところです。)
☆なお、公民館活動として32の公認教室があり、毎日たくさんの区民が利用うされているようです。
☆最後に、隣接の金田小学校にもお伺いしました。
(丁度、子供達が下校した後で、校長先生から特別の御計らいで案内していただきました。)
☆同じ敷地内には、「コミセン」「小学校」「こどもの家(学童保育)」「幼稚園」があり金田学区の教育文化ゾーンという位置づけです。
☆各学年5教室で全校生徒、約950名の大きな学校はリッパなものです。
(安土小学校は約560名です。校舎は耐震工事はしましたが、大分、古くなってきました。体育館は、新しい木造で立派です。)
☆まず、気になったのは、不審者の侵入などの防犯面ですが、校舎は上から見ると大きな五角形となっており、真ん中に大きな中庭(シンボルツリーが1本だけ)があります。
昇降口は全て中庭側から入るようになっています。校庭と校門に通じる空間(ピロティー)には網目のゲートがあり閉めてしまえば、通常の侵入は不可能です。
☆また、職員室の壁2面は、ガラス仕様になっていて常に中庭と校庭を見渡すことができるようになっています。
☆教室と廊下は多目的に利用できる構造になっています。
☆環境学習の場として、「太陽光発電(40kw)」「太陽熱温水」「雨水のトイレ洗浄水利用」などの設備があります。
☆一番のウリは正門から見える2階と3階吹き抜けのガラス張りの図書室だそうです。室内は明るくて開放的です。ただ、UVカットガラスの窓ではありますが、夏季は結構暑いようです。(個人的には、蔵書が早く痛むのではないか心配なところです。)
☆校舎の周囲も中庭もタイルや石やコンクリなどの無機的な物で固められ「土や緑が少ないのが悩みの種」というのは何とも?なところです。(除草作業は簡単そうですね。)
☆他にも、構内のトイレの電灯は自動で点灯・消灯しますが、「教育上は如何なものか?」らしいです。
・・・成る程です。

















