本日2本目です。
①13日のゆづ放送、HERS1月号、12~1月ゆづ本出版予定、西川のゆづ関連商品
アメンバーのみなさんへは、前記事にお知らせがあります。
五輪金メダルを取ったことのない人には、
五輪金メダルを取れる人のことはわからないし、
五輪金メダルを取るために必要なことはわからないもんなんだろな。
というか、
金メダルが欲しいと思っても、
そのために、何をすべきかわからなかったひと、
すべきことを、実行することのできなかったひと、
成果が出なかったことに、心囚われ、
うらやむしかできなかったひとには、
やはり、
その枠(=檻)から抜け出ることは容易でないのだろうなと思いました。
(参考)STEPSTEPSTEP 平昌へ、迫る選考
高橋大輔 2017/12/12 22:47 日本経済新聞 電子版
・・・・大ちゃんの昨夜のコラムには、なんかもう、悲しくなってしまって。
世界選手権で金メダルを掴んだこともある元・選手なのに、
選手経験のないスケートファンでも書けるような内容で・・・。
演技の醸し出すドラマチックな魅力とか「プログラムも内容が濃い」とか
「こうした経験は演技の味や深みにつながる。」とかを評価する項目として挙げて〆てしまっては、何のための元・選手かと。
「男子はジャンプ構成が高難度になりすぎて、試合が始まらないと分からない部分が多い。」の括り方に至っては、本人がお手上げ宣言をしたのだから、突っ込まないであげるべきなのだろうけど、それでは、何のための展望記事か。
フィギュアスケートというのは、元トップ選手であっても理解不能なもの、つまりは、ルールのないような世界なのかという印象を、一般読者に与えてしまうじゃないの!!とビビっています。
そういうことが言いたいのでないと思いますが、悲しいかな、語彙力や文章として構成力表現力が足りなくて、感じていることを、他人に伝わるように書けない状態に陥ってるんだろうなあって思いました。
もう一つ、大きく誤解を招く表現は、
「シニアに上がって3年目になると、男子はトップ選手として名実ともに認知される印象がある。」
日経読者として想定すべきは、スポーツに詳しくない一般人。この文章から伝わることは、
「フィギュアスケートといすのは、年功序列の世界なんだ。」ということ。
違うでしょ!!!
競技会で表彰台に上がり続けたらトップ選手として認知されるだけなのだから、
シニアデビューで、いきなりトップ選手として注目を集め続けているネイサンみたいなものいる訳だし、一方では、何年頑張ってもトップ選手として扱われないあまたの選手たちがいることを知らないはずないのに、何を血迷った文章を書いているのだろう・・・。。例えば、何年も世界選手権に出続けたって、どんなに高い人気を保ち続けたって、ミーシャ・ジーはトップ選手の一員ではなかったでしょう?(注:誉めてます)
「宇野が3季目だ。もともとスケーティングのうまさはパトリック・チャン(カナダ)と双璧だと僕は思っていた。」
どういう点がうまさなのかを、具体的に伝えてくれればいいのに。単に、スケ―ティング巧者として世界的な評価が絶対に高い元・世界選手権連覇経験のある選手の名前を引いても、全然伝わってきません。お茶の間ファン談義レベルで悲しくなります。
「羽生は治療が最優先だろう。痛みを抱えたまま焦ってジャンプを跳ぶとタイミングが少しずつずれ、修正が難しくなる。」
大ちゃんも、怪我に泣かされた選手。焦りの中で、治ってない膝で跳び続け、五輪までに戻せなかったことを、きっと今は悔いているのでしょう。でも、あの頃は全日本出場が五輪代表選手に選ばれるための必須条件だったので、仕方がなかった面もありますよね。心から残念でもったいなかったと思っています。
その中で大ちゃんは、跳ぶタイミングがズレたまま固着して元に戻すのがどれだけ難しいことかと身に沁みて知ってる訳ですね。なるほどと頷かされました。
こういう風なコメントこそ、元選手ならでは。
ただ、同じ状況が結弦くんにも起きるかどうかは、また別問題ですが。
今までも、怪我が治らないうちにジャンプを跳んで転倒したことは何度もあるけれど、
だけれども、そのためにジャンプの跳び方自体がおかしくなったという話は、結弦くんについては、一度も無かったし、そんな心配はブライアンも結弦くんも誰のコメントや行動からも伝わってこないので、
大ちゃんの心配は、結弦くんには当てはまらないんだろうなあって思いました。
とはいえ、「勝負強い選手だ。五輪本番に一発合わせるのも策だと思う。」という結びの一文には多いに同意します。
ここ一番の時に、しっかりと実力を出して演技を全うするだけの強さ、技術の高さ、それは昨シーズンの世界選手権でも証明されたばかり。
願わくは、そういった具体的な実績まで書いてくれたら、もっと説得力のある記事になったのにと、もったいなかったなって思いました。
参考までに、男子部分のみ、こちらでご紹介します。
全文は、無料登録で読めるこちらの日本経済新聞 電子版 記事で。
↓↓
男子はジャンプ構成が高難度になりすぎて、試合が始まらないと分からない部分が多い。しかし、五輪の金メダル争いは羽生結弦、宇野昌磨、ハビエル・フェルナンデス(スペイン)、ネーサン・チェン(米国)で絞られたかなと思う。
シニアに上がって3年目になると、男子はトップ選手として名実ともに認知される印象がある。宇野が3季目だ。もともとスケーティングのうまさはパトリック・チャン(カナダ)と双璧だと僕は思っていた。やっと高い演技構成点が安定して出るようになった。シニア2季目のチェンはセンスを感じさせるものの発展途上。足さばきがうまくキレがあるが、氷に食い込むような粘りがまだ弱い。
羽生は治療が最優先だろう。痛みを抱えたまま焦ってジャンプを跳ぶとタイミングが少しずつずれ、修正が難しくなる。勝負強い選手だ。五輪本番に一発合わせるのも策だと思う。
(ご紹介ここまで)
小塚くんのNumber941記事も、なんか、事実誤認というか、自分の見たい物語が先にあって、それにむりやり押し込めて判断してるというか。
なんか、こう、残念な思いがこみあげてくるのですが、
そういうのって、スポーツ紙の編集者は指摘しないものなのでしょうかね?
むしろ、
他のスポーツ、他の分野で頂点を極めた方の方が、
結弦くんの気持ち、状態、やるべきことは、
理解できたりするんだろうなと、
思ったりする今日この頃。
結弦くんの演技や、結弦くんの実績にきちんと向き合うことなく、
自分の中にいる「結弦像」や、
自分の経験の中の「選手の気持ち」しか語れない記事は、
これからもゴマンと出て来るでしょうから、
そういうものに振り回されずに、
私たちは、結弦くんがひとり歩んでいく孤高の道を、
ただただ信じて、祈るけなんだなっていうのが、
今日の私の気持ちです。
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最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
お写真、沢山お借りしました。感謝と共にUPします。
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