前記事の続きです。
前記事には、
町田選手がなぜ、突然、世界的4回転ジャンパーに変貌して世界歴代5位(当時)となる265・38点を叩き出したのか、
その秘密に迫る動画をご紹介しました。
結弦くんファンの方も、
五輪3枠の行方を追っていく中で、
町田選手の躍進ぶりを把握した方が、
もっと、結弦くんの抱えていた葛藤や焦りがわかるだろうし、
ギリギリの戦いの様子が、もっとよくわかるだろうなと思います。
町田選手に興味の無い方も楽にお読みいただけるようにと、短めの記事にしましたので、
ぜひ、まずは前記事からお読み下さい(^∇^)
さてこちらは、町田樹選手についての、個人的な棚卸し記事です。
昨季までの町田選手について、
私の個人的な視点でまとめてみました。
2011-2012シーズンのまっちいは、
繊細な表現力が印象的な選手でした。
ジャンプについては、正直、今イチ。
全日本上位に踏みとどまれるよう頑張ってね!
と、一応、応援していた選手でした。
ちなみに我が家では、この衣装にちなんで、彼のあだ名は未だに「ケツ薔薇」なんですのよ(-^□^-)
◆世界を驚かせた“伏兵”とソチを見据えるエース、それぞれの戦い
フィギュア四大陸選手権・男子シングル (青嶋ひろの2012年2月13日 13:30)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/figureskate/all/1112/columndtl/201202130002-spnavi
「町田も4回転こそなかったものの、トリプルアクセルと「黒い瞳」のスタイリッシュかつチャーミングな演技で大喝采を浴び、4位に。今シーズン、グランプリシリーズにさえ出場していない無良、NHK杯一戦しか出場できなかった町田――ふたりの強さに、海外メディアは目を見張ったようだ。日本ではこのレベルの選手でさえ、大きな国際大会に出ることが難しいのか、と。 」
そして、
2012-2013シーズンのまっちいは、
なかなか4回転は跳べないし、
3回転も時々コケるけど、
表現力がハンパなく力強くなってきて、
目が吸い寄せられるような選手、
つまり、いよいよ目の離せない選手に変わってきました。
実際、去年のGPSの2戦は、素晴らしかった。
スケアメ3位、中国杯は大ちゃん抑えての優勝。
今でも、スケアメのフリー「火の鳥」は、
私の中での「歴代最高チャーミング演技」の一つ。
(ちなみに「ベスト オブ 歴代最高チャーミング演技」は、もちろん、ゆづの「ニースの奇跡」。)
動画お借りします。カート解説版です。
でも、GPF以降の失速具合には、胸を痛めるばかりでしたね・・・・。
GPF出場で詰った試合スケジュールをコントロールできなかったとまっちい語ってました。
全日本も2011年の4位から大幅に下がって、9位。
でも、この時は本当に不運だったんですよ。
アクシデントがあったんです。
直前の滑走だった堀之内雄基選手(この日が引退試合!)が、
コール直前に跳んだ足慣らしのジャンプでブレードが折れてしまい、
「ガムテじゃ無理よね・・・」と棄権しコーチと号泣というアクシデントで、
予定時刻よりも早くに滑走する事態に。
がっくりと去るしかない堀之内雄基選手に心を寄せるかのように、
彼の肩を叩いてからリンクに出て行ったまっちいは、カッコよかったけど、
目の前で起こった「悲劇」にまっちいが動揺していないはずはない、
どうなることかと、
きっと、会場で応援していた一人ひとりが、
あるいは、テレビの前の誰もが、
固唾を飲んで見守っていたはずです。
でも・・・・・・・(T_T)
返す返すも、残念な演技でした。
動画をご紹介しようかどうしようか迷ったんですが、
やっぱり、やめておきます。
だって、痛々しくて見返すこともできないんだもの、私。
だから、
その後の、頭丸めちゃった事件を経て、
(参考)町田V 世界歴代5位 [2013年10月21日9時16分]
http://www.nikkansports.com/sports/news/p-sp-tp0-20131021-1207180.html
「年が明け、美容院でお願いしたのは「3ミリで」。丸刈りにして出直した。」
4月~5月のPIWで突然にジャンプを安定させてきたまっちいを見た時には、
これは凄いことになってきた!って、大ビックリだった訳です。
(この件は、以前、アイスショーのレポとして書きました。
「3枚目の切符 ~ 羽生結弦選手の次にせり上がって来るのは・・・! 」2013-07-26 )
なお、
2012-2013シーズンから、2013シーズンに入る直前の町田選手については、
こちらのインタビューで詳細にわかります。
◆2013.6.20のピジョンポストさんによるインタビュー
http://pigeon-post.net/interviews/Tatsuki_2013_Jun_jp.html
前半はピーキングの話、中盤で語られる変革への道、
そして「クワドは必要か」という1年前のまっちいの選手像を如実に表した議論に注目!
氷上のアートとしてのフィギュアスケートの話が、それに続きます。
こうやって、
「表現力でクワド欠如を補う」選手だったまっちいが、
表現力とジャンプの両方で戦える選手へと変貌し、
目を見張るようなクワドを連発して世界の歴代記録に名を連ねることになった訳なんですね・・・。
世界歴代5位の高得点を叩き出したスケアメ2012の演技動画もご紹介しますね。
動画主様、ありがとうございます。
SP
FS
さて、
クワドが絶不調というまっちいが、
ロステレコム杯で、どのような戦い方をするのか、
私は息を潜めて見守っていようと思います。
4位になればファイナルに行けるのだから、
ここで無理にアゲていかず、
クワド回避でも良いと思います。
五輪候補として、存在感をきっちり示したいという思いもあると思いますが、
エリック杯のゆづと同じで、
ファイナルの切符を得れば、
チャンスが増えるのだと考えて欲しいです。
ロステレコム、ファイナル、全日本、
立て続けに気の抜けない試合が続くのだから、
抜きどころで抜いておくことも大切って、
去年の失敗を経てまっちいはイヤというほど解かっているんだろうから。
だから、マスコミのみなさまには、
選手たちがピーキングをしながら五輪切符を狙ってることをよ~くご理解いただいて、
ちょっと失敗したからといって叩きまくるような記事は書かないでいただきたいと、
切に願っていたりも、するんです。
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