開脚促し | 赤ちゃんの成長記録




2本足で独り歩きが上手にできるようになり、


小走りしたり、活発に動けるようになった子どもでも、


よーく観察してみると、片足に体重をかけっぱなしでいるとか、


階段を上り下りする時の軸足がきまったいるとか、


立ち姿が、O脚になって足裏が平均に地面に接地していないとか、


色々あって、すっかり綺麗な歩行ができるのは、難しいものです。



そのような理想像を描くよりは、


気をつけていても人間はゆがんでしまうものだから、


歪みを見つけて一気一憂するより、気がついたたびに修正すればいい、


というように、軽く受け止める方がよいです。



独り歩きが上手にできるようになると、


動きが活発になるので、偏りも生じやすくなるのだ。とあらかじめ承知しておきましょう。


そして、その偏りを修正する一番効果的な場所はそけい部だと知っておきましょう。


そけい部の開き加減が左右非対称になると、


上半身がねじれ傾くことになってしまうのです。


そけい部の開き加減が均等に左右対称であると、身体は大きくゆがみにくいのです。


下の写真は、そのそけい部の左右対称を促す体操です。



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子どもの両足裏をくっつけたままを、大人の両手ですっぽり包み、


子どもの両足裏が離れないようにして


かかとを尾てい骨に近づけたり、遠ざからせたり、くりかえします。


子どもの足の形は、平行四辺形が伸びたり縮んだりしながら体操することになります。


大人の両手の上に子どもの両足がのっかったまま、足の裏は離れないように気をつけて


屈伸するのがコツです。



大人の両手は、屈伸をする時に床から離れないように床を擦るように動かすと


常に一定の動きを繰り返せることになります。


こうして、足の付け根が均等に開く練習を促すことになるのです。


無理をして使いすぎた分だけ、軽くストレッチしながら解す感覚です。


一生懸命筋肉を鍛えるような促しではなく、


軽く、同じ動きを根気良く繰り返すのがふさわしいです。