おみこし抱っこ | 赤ちゃんの成長記録


這い這いができるようになった頃の抱っこは、

いつもいつも、大人の胸にもたれかかるような抱っこばかりしている癖から

脱却してほしいな、といつも思っています。

・大人の腕に腰掛けたような 姿勢だったり、

・顔の向きは正面に向くことが少なくなり、

・足は大きくカエルような格好で開脚しっぱなしであったり、

そのような、体勢を強いる抱っこは、それで、赤ちゃんが泣き止むことがあっても、

その抱っこで癒しや安心を感じているのではなく

そのゆがんだ抱っこで、身体がゆがんでしまっていることに気づけなくなっている

鈍感な赤ちゃんで、自分の不快が発信できなくなりやすいのです。

 

這い這いが盛んになったころは、

全身の身体が伸縮して活動的に動ける時期ですから

抱っこの方法も、全身の伸縮が大きく動かしやすくなることを応援するような

抱っこをしてあげるのが、赤ちゃんに対して親切だと思います。

そこで、オススメしたいのが

赤ちゃんをおみこしのように担ぐ抱っこです。写真1

赤ちゃんの上半身は弓なりに伸び、日頃とぢぢみあがりがちな鼠蹊部 も

伸ばすような抱っこ、となります。



1h 1


ただ、このおみこし担ぎのように、肩にのせていると、

右側、左側、では少しずつ傾き加減がちがいますから、

反対側に時々、移し替えた方が癖づかないので、

写真2・3・4のように、移動させます。



2h 2 3h 3


4h 4


写真1のように、はじめは

大人の背中で弓なりに反った姿勢になっていますが、

ズンズンと縦揺れの振動を与えていると緩んでくるので、

大人の肩を枕にするように立ち姿勢のような形に

誘導できます。

 

赤ちゃんにとっても、この体勢は楽チンです。

そして、この姿勢は、将来の立位の姿勢の前準備ともなるのです。

利点がたくさんあるこの抱っこを、是非習慣化して欲しいと思っています。



5h 5

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