背もたれのない腰かけに、またいで座れるように促しましょう。
とゆりっこはすすめています。
独り立ちの前に、
・床の上に直接ひとりすわりすること
・背もたれのないいすに、腰かけてすわること
・背もたれせずに、またいですわること
この三つのすわりかたを得とくしておくことはとても重要なことだと
ゆりっこは思っているのですが、世間一般では常識にはなっていません。
床の上に直接独りすわりできたら、もう一定の発達は遂げていて遅れのある子どもではない
という見方をされています。
しかし四つ這い姿勢から、立位の姿勢にうつりかわる過程で、
お尻の面積で上体を支えていたところから、
足の裏面積で、全体重を支えられるように
身体は変化成長しなくてはならないのです。
ですから、床に独り座りできるようになった時点で、
右足、左足、交互に体重移動や
足の裏のつま先や踵へ体重移動できるように、促し誘導できるように
練習してから、自立へとうながす猶予期間が必須といえるのです。
ほとんどの赤ちゃんが、その途中をはぶいてつかまり立ちして立ってしまっているようです。
関東、関西サロンには、丸太が常備されていますが、
椅子のカタチをしていなくて、ついつい、椅子の役割を果たすことがあり、
赤ちゃんに気構えさせずに、自然体で腰かけ練習するきっかけを提供しています。
何気なく、腰かけた時の真後ろからの姿勢で、背すじの状態を観察します。(写真1)
気構えせずに、左右対称に両足が床に着地しているかどうか・・・・
1
腰かけた姿勢のときに、真後ろから声かけしてどちらからふりむくか?(写真2)
自分の得意な方からふりむきやすいものです。
そして、興味あるもので釣って、真後ろが振り向けるくらいまで誘導します(写真3)
2
3
ママが、おやつを手渡そうとした時、
ボクの好むものがみえたら、意欲が満々あふれてきますから、
ママの差し出すものの位置をよーく吟味して、おちついて手渡しします。
ほんとうに手に入れたいものなら、
思わず立ち上がって(写真4) バランスをとろうとしつつ努力します。
ママの方は、ボクに手渡しするときに、
右方向から、苦手な左方向にも、ものを誘導させながら、
ボクの体重移動の練習を意識してみています。
こんなさりげない取り組みが、ボクの成長におおきな変化をもたらします。
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