10か月赤ちゃんです。
ちょうど 段差のある位置でつかまり立ちしてみたら、
ガラスの向こうにパパとママが見えました。
ふたりそろって並んで見えたものだから、そばに近づこうとしたのですが、
なぜか、前に進めません。(写真1)
1
すぐ近くに見えているのに、自分の意志が拘束されたように目の前の状況が
変化しません。
赤ちゃんは、精神的にゴリ押しモードです。
「パパママがいるそっちに行きたいよーーー」
顔面からツッコミするので、ほっぺがつぶれ、鼻がつぶれ・・・
周りの大人たちは、大爆笑。
赤ちゃんはかわいいから、笑ってしまいますが、
この現象は、目の前の点のエリアだけしか、眼中にないということなのです。
つまり、この赤ちゃんは、自分の目から正面にみえるパパママの一直線上を
望遠鏡をみているような視線でものを見ているということです。
ガラスの幅をこえる視幅を獲得すれば
目線を動かし、カメラのズームを後方にひいて全体像をみることにも
気づけるのです。
この赤ちゃんは、気持ちが前へ前へ・・・と進むので
這い這いをして移動するときも、きっとイノシシのような猪突猛進型の視線で
過ごしているのかもしれません。
ひとしきり、ガラスの向こうから、パパママがパフォーマンスしてから、
赤ちゃんのエリアの方に移動して近づいていきました。
赤ちゃんは、ほっとした様子ですが、
改めて、座りなおして、パパママがさっき居たところはこのあたりだったよ。
と見直しをしています。(写真4・5)
4
5
・赤ちゃんが、認識しているエリアはどれくらいの範囲か、
・どれくらいの速さの変化を見つけることができるか、
赤ちゃんの行動を観察しながら、見え方を推察することが大事です。
このことを把握していることが、赤ちゃんを理解することにつながり、
不必要なけがを防ぐことになります。
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