5歳男児です
立ち歩くようになった子どもは
日常生活で這うチャンスがなかなかないものです。
このように室内に遊具がおいてあると、這う動作がとても新鮮な感覚をもつようです。
大人の目線よりも高い位置から、床をみおろすように這うと
自分の身体の動かす一歩一歩を味わうように、集中することになります。
1
大人になって、心を落ち着かせる、と言い聞かせるとき、
または、内観する、静観する、というふうに意識することに取り組むことがある時
頭の中で感情や想念がぐるぐるめぐりめぐって
こころが暴れるようで、自分の心でありながらコントロールが難しい・・・
ということがあります。
それは、
幼児期に自分の意志と行動が直結した動きが十分発揮された場合、
悩むことがあったとしても、
身体の動きをなおざりにして頭の思考が暴走することを防ぎやすくなります。
子どもの時代には、大人に促されたことだけで動きを制限された生活をしていると
自分の意志と行動を自由につなげることにハンディをもちがちです。
写真2・3・4は、大人がつききりになれない位置に
子どもが独りでトライし、自分の身体と相談しながら行動することになります。
大人にとっては内観する、静観する、というような高尚な精神的作業を
子どもは無意識に黙って体験していることになります。
大人は、黙って見守れる位置にいることが大切です。
4
写真4は、高い位置から下りてくるときの様子です。
登るときの視線は自分の手先や前方の位置だったでしょうが、
下りるときは、自分の足先は見えないので、足先は意識する力に頼ることになります。
子どもにとっての下界におりてきたときには、
先ほど自分が経験した高い位置を、下から見上げながら回想していたようにみえました。
(写真5)
5
自分自身を、立ち位置をかえて見直すという作業は
とても高尚な行動です。
子ども自身は、無意識に行っていることですが、
自分を振り返る、見直すきっかけとなるそのような動作があることを
大人が気づいてあげる、または見つけ出す努力も大事です。
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