ついめん抱っこは、全身で学習する時間です。
ついめん抱っこの格好をまねてみるだけでは、
なかなかうまくいきません。
格好をまねてみながら、
・大人と赤ちゃんとの接点面積ができるだけおおきくなるように
・赤ちゃんの呼吸が伝わってくるように耳をすませて
・自分も腹式呼吸するように意識して、おなかが膨らんだりへこんだりを伝えるように
・脱力した赤ちゃんの首は、目が合う角度まで起こしてくるように
・ズンズンという縦揺れの振動が身体の中心に響くように
いろんな試行錯誤も、重力を感じながら行うと良い方向に導かれます。
1
ついめん抱っこに成功したあとは、
その姿勢が形状記憶されたように良い効果を発揮します。
授乳をすることは、食べたものが体内を通過して
排泄されるまでの道のりを最短距離にすることが、
内臓負担を軽くします。
腹部が圧迫されると内臓は正常な位置からはずれて
円滑なぜんどう運動が阻害されるのです。
授乳姿勢のあり方が内臓の働きをよくするのか、阻害するのかを決めてしまう
といっても過言ではありません。
2
写真の赤ちゃんは、ダウン症ですが、
ついめん抱っこをすると、しっかり背すじを伸ばした姿勢を維持できています。
3 4
赤ちゃんの背すじが伸びるためには
抱っこしている大人の姿勢も問われています。
写真3は、赤ちゃんの仙骨部分が伸びているように促しているのですが、
実は、抱っこしている大人の仙骨も伸びていないと伝わらないのです。
写真3のときの、大人の仙骨も写してもらいました。
赤ちゃんは無意識でも、見ていなくても
鏡のように大人の様子を映し出す役割をするものなのです。
ダウン症は、筋肉が弛緩しているから筋力がなくて真っ直ぐにならない・・・
というふうに言われがちですが
大人の姿勢を赤ちゃんに写すように・・という意識を持つと
伝わるものなんですね。
写真4は、なかなか素敵な姿勢だと思いませんか?
赤ちゃんの視線もしっかりして、生き生き していますね。
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