写真のボクとは長いつきあいです。
ボクが6歳の時に会いました。
出生時のトラブルで脳性マヒといわれ身体が不自由でした。
ずって進むことがかろうじて、無理をして身体を動かしていました。
3歳ころ、緊張して曲がったままの膝が伸びないので、手術して伸ばしましたが
その後遺症のように思われるほど、手も足も自由に伸縮できない状態でした。
もう5年も前、当時のゆりっこは、まだまだ手探りでした。
このボクを歩かせられるようになりたい!!
毎月毎月、自分に課した課題に向かって取り組んできた日々
心の中で「いつか、このボクが歩いたら、私は絶対泣くだろう」と思っていました。
先月のボクが写真1・2です。
背もたれのない腰かけに独りで腰かけて「えー。こわいよ」といいましたが、
「大丈夫! 独りで座れるよ」と背中を押しました。
その後、「独りで立っていられるよ」と促したのが、写真2
この時の安定感が、ずっと進歩したなと感じたので、
来月は、きっと一歩を踏み出させよう!と念じました。
1 2
そう、その目標の一ヶ月後です。
ゆりっこがかなり離れていても、立っていられるようになりました。(写真3)
拍手をしている間の時間をかみしめられるのが嬉しくて・・・
3
写真4は、写真3のあと、自分で腰かけにすわろうとしているとき、
写真5は、腰かけた姿勢から、独りで立ち上がろうとしている様子です
写真6は、独りで腰かけから立ち上がれた姿勢です。
自立した動きがみられるようになるのが、ゆりっこの長い間の夢でした。
4 5 6
この写真をとったあとのできごとです。
部屋の入り口のドア2枚分を、ボクは独りで伝い歩きしました。
独りでバランスをとって自分を支えることだけでも、何年も何年もかかったし
自分の意志が自由に手足に伝わるようになる兆しが、なかなか出てこなかったのです。
しかし、この日、ボクは自分で自分の足を操り、足を踏み出して歩きました。
ゆりっこが夢に描いた姿を、現実に目の前で見たのです。
しかし私は、きっと泣くだろうと思ったのに、そんな感情は出てきませんでした。
目標がかなった瞬間、次の目標がリアルにすぐ湧いてきたのです。
昔、自分が想像していた以上に落ち着いた当たり前の自分がいて、
ボク自身も、嬉しそうでしたが当たり前に落ち着いていました。
次の目標は、言葉にしなくても、共有しているように感じました。
ボクの身体がここまで変化してきたということは、
ボクだけの問題ではありません。
これからゆりっこが出会うだろうたくさんの子どもたち全員の可能性が
アップしたということです。
一人成功することは、人類全体の進歩につながることです。
不自由な身体を与えられたことは、自由な身体を獲得する過程を知る、
ということなのです。
人類の進歩の代表者として、選ばれた逸材。
ゆりっこは、そういう出会いをしているのだ。と思います。
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