今日はぶぶの日記。
午後、お休みをとって眼科や銀行に行ってきた。
眼科の近くに友人の家がある。
ふと思い立ってメールして、眼科の帰りに寄った。
画家で俳人。いわゆる趣味人。こう書くと繊細な人みたい。
そうでもないけど(^^)
もともと脳性麻痺があったけど、ぶぶが知り合った頃は転びながらでも短距離なら一人で歩けたし、セニアカーで外出もしてた。年は10歳くらい上だけど、最初から不思議と気が合う。
知り合ってから、28年が経つ。
その間に彼の移動手段は電動車椅子になり、一人での外出はできなくなった。立てないから、一人では移乗も出来ない。
絵筆を持つ事も出来なくなって、今はパソコンで絵を描いてる。
その間にぶぶも腰痛が悪化し、ヘルニアになり、リウマチにもなり、彼の介助が出来ないことを考えると段々と疎遠になってしまっていた。
何年振りなのか…二人とも思い出せなかった。
10年近く会っていなかったかもしれない。
でも、変わらない。
彼もおじさんになったし、ぶぶもおばさんになったけど。
彼のお母さんは95歳。すっかり認知症が進み、脈絡のない話をずーっと続けていたけれど、可愛らしさは変わらなかった。
彼も思ったより、障害が進んでいなくてほっとした。言語麻痺も相変わらずだから、何回も聞き返したり聞き違えたりして、二人でゲラゲラ笑いながら近況報告をしあった。
5月には遊びに行く約束をして別れた。
彼は社会的には重度の障害者なので色んなことに不便はあるし、悲しい思いも沢山抱えているんだけど、いつも会うと楽しい。もう顔見るだけで笑っちゃうくらい。
別に冗談を言うわけでもない。常識的で優しくて、楽天的でお坊っちゃんで世間に流されない自分を持っている…会った後はとても明るい気持ちになる。
会いに行って良かった。
やっぱり、友達だなって思えた。
あぁ、楽しかった。