
7:01にタイムカードを押して、足早に劇場へ
「こまばアゴラ劇場」は初めてだ。
なにしろ開演ぎりぎりなので、入念に地図を前準備しておいた。
おかげで、迷わず開演8分前に到着。
「バルカン動物園」の作・演出、そして青年団の主宰は、平田オリザ氏。
平田オリザ氏は、鳩山由紀夫前総理の演説の原稿や演出をつけている事で私内で有名(^^;
思想・政治的活動においては私とは真逆の左側の人。
すすめられなかったら、わざわざ観に行かないが
井上ひさし氏も左側だけど作品は好きなので、平田オリザ氏の作品も1回くらい観てみようと思った。
ま~ある意味演劇人というのは、主張がはっきり激しいので、どっちかへ向きやすいのだろう。
さて、震災があり、次々と舞台演劇の中止が飛び込んでくる。
もし、今回私がプロデュースしている作品があったら・・・やるだろうな。
私だったら、こうして、あ~して、そんな事を色々考えていた。
あれ?そういえば、「バルカン動物園」のチケットが届かない。
中止かな?と思い、ホームページをのぞいてみた。
平田オリザ氏の言葉がトップにあった。
公演は続行。
今回の震災をうけての上演を決意した事が、ほとんど私が思っていた事と同じで、かなりびっくりした。
ちょっと長いが、記念に書いておく。
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今後の演劇上演に当たって
この度の、東日本大地震の犠牲になられた方々のご冥福をお祈りし、被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。
青年団、こまばアゴラ劇場にも国内外から、お気遣いをいただく様々な声を頂戴しました。劇団員、劇場職員は、家族も含めてみな無事で、健康に過ごしております。ありがとうございました。
また、今週末からの公演を予定しております『バルカン動物園』の上演につきましても、多くのお問い合わせをいただきました。皆様が、この公演を本当に楽しみにしてくださっていることを、本当にありがたく、心強く思います。
本公演は、代替、順延が日程的にも不可能なことから、現在、予定通り上演する方向で準備を進めています。
安全確保には万全を期して、吊りものなどは、数重の安全確保を行っております。
ただし、上演中に強い余震があった場合は、上演中断、中止をする場合もございますので、あらかじめご了解ください。
いまのところ、駒場地区は計画停電の対象にもなっておりません。井の頭線は、遅延はありますが運行を継続しております。
ご予約されたお客様でも、交通機関の事情などで、おいでになれない方もいらっしゃるかと思いますが、どうか一人でも多くの方に、劇場に足を向けていただければと存じます。
今回の公演の出演者の中にも、いわき、仙台、盛岡など、被災地の出身者がいます。その家族の多くは、上京し、青年団員としての初舞台を観ることを楽しみにしてくださっていたと思います。来場がかなわなくなってしまったご家族の方もいらっしゃるかと思いますが、その方たちのためにも、これから始まる復興の励ましとなるような公演に出来ればと願っております。
なお、政府からの強い節電要請に応えて、本公演は、通常の舞台照明を使わず、蛍光灯のみ、あるいは蛍光灯と補助照明のみでの上演も検討しております。また暖房を切っての上演となるかもしれません。この点も、併せて、ご了解いただければと存じます。
もちろん、計画停電の拡大、大規模余震の発生、原子力発電所の事故の深刻化などにより、上演計画に大きな変更が生じる場合も出て来るかと思います。その際には、出来るだけ事前に劇団ホームページなどでご報告いたしますので、どうか観劇前に、今一度このホームページをチェックしていただければと存じます。
さらに、私たちの劇団と劇場のホームページ、オンライン予約などを管理するサーバーが神奈川県に所在し、計画停電の対象地域となっています。計画停電が実施された場合、ホームページの情報更新、オンライン予約などがストップされます。このことを事前告知することは、現在の状況では不可能です。この点も、どうか、ご了解ください。
おそらく、他にも、私たちが見落としている、あるいは想定を超えたトラブルが、多々生じる可能性があると思います。いまの時点、いまの環境でできるベストの舞台を創るために、可能な限りの対処をしてまいりますので、観客の皆様にも、ご理解とご協力をお願いいたします。
演劇は、けっしてすべての人にとって必要なものではありません。
ただ、演劇は、たしかに不要不急のものに見えますが、ある観客の、ある瞬間にとっては、人生を変えるほどの出会いになる場合があります。出来るだけ、その機会を失いたくないと、私たちは考えます。
こまばアゴラ劇場といたしましては、通常商店の営業も自粛を要請されるような事態とならない限り、節電に努めながら、粛々と営業を続けたいと考えております。
いま、このときに、通常の営業を続けられ、演劇を続けられることに感謝したいと思います。
なお、同様に、アトリエ春風舎で上演いたしますサラダボール公演『母アンナの子連れ従軍記』も、スケジュール通りに公演を行う予定です。
『バルカン動物園』が終われば、アゴラ劇場は、新しいシーズンの幕開けを迎えます。ぜひ、これからも、青年団とこまばアゴラ劇場に、変わらぬご支援をいただければ幸いです。
2011年3月15日 青年団代表・こまばアゴラ劇場芸術監督 平田オリザ
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この作品をすすめた人に
私「左の人と同じ考えで、参っちゃいましたよ」
A「別に彼は左じゃないと思うけど・・・天皇制は反対していたな」
私「左じゃないですか(笑)」
そんなこんなで、本日観劇へ
80人位の劇場。
満席(ちなみに、今日は追加公演)
最初に平田オリザさんからお話し。
地震と停電対策についてはコレコレだから安心してもらっていいと言いながら
「ただ、直下型大地震がきたら、運命を友にしましょう。この時期にこんな小劇場に来る方々なので皆さん覚悟してくださっていると思いますが」場内爆笑
1時間40分。
とても、自然体の計算されたそれでいて計算しているように見えない、高水準の芝居だった。
テーマは大変重いのだが、劇場の外へ出たの後の
「良い芝居を観た時に感じる爽快感と頭のクリア感」がとても気持ちよかった。
脳みその中の沢山の細かい配線が一気につながって、忙しく動き回る。
私が作るとしたら「こっち向け~~!」って感じのあつくるしいモノになると思うが
こういう、自然に普通に忍び寄ってくる作品が作れる人に尊敬の念を抱いてしまう。
本当に面白かった!
というわけで、また彼の作品を観たいと思った。
(私的な思考を洗脳されないよう気をつけます^^;)