思いがけないプレゼントはいくつになっても嬉しいものです。私たちが生きていくためには、空気が必要です。空気のなかの酸素が必須です。口から吸いこんだ空気は肺で血液のなかにとりこまれ、体中に送られます。肺は、膜を通して血液の中に酸素を送ったり、反対に二酸化酸素を取りだしたりしているのです。この肺のように、水は通さないのに、気体、それも酸素だけをよく通す、それは生き物のようなゴムがある。これは化学の力でつくった合成高分子のゴム。人口の肺への利用が考えられています。これができれば、いろいろな病気の人を救うことも可能です。ゴムはこんなところにも利用されている。
18世紀の中ごろ、アマゾンを探検して、インディオたちは木に傷をつけて、樹液を集めているところを見たフランス人科学者は、その木を涙を流す木と呼んだ。その涙がラテックスだったのです。ラテックスは、木が傷口をふさぐように出す樹液、まさに涙だった。ヘベアの幹の内がわの、形成層に近いところには、たくさんの乳管がぐるっと並んでいて、幹に傷をつけて乳管を開くと、そこからラテックスが流れ出します。ラテックスは白い色のどろっとした液体で、そのなかに小さなゴムの粒子が浮かんでいる。今度、甥に居Tシャツをデザインにてあげようかな。気の利いたプレゼントにオリジナルな物がいい。
ゴムをつくる植物は、約2000種あると言われます。
