大雑把過ぎるが、それは社会であり、何も知らない隣人であり、不完全な制度だと思う。おそらく生涯にわたって、何らかの支援が必要な知的障がい者(一般の人よりは高い頻度で)にとって、今の日本は住みにくい社会だ、まだ、未だに。
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幼児期は、統合保育がある程度行われているが、今の保育制度の中では、理想的なインクルーシブな教育には限界がある。学校教育では、やっとインクルーシブという考え方が主張されるようになり、特別支援教育が専門的ではあるが、分離教育である事を認め始めている。障がい者が隣人に受け入れられないのは、分離教育の結果である事を潔く認めよう。権利条約を批准できないのは先進国では日本だけ。それでも先進国のつもりでいるのが恥ずかしいのだけれど。
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本人たちはどうかというと、社会の受け入れが悪いから、福祉施設で満足してしまう。福祉施設はどうしても一歩突っ込めない、つまり、保護的になる。保護者と同じ状況ですね。
総合支援法が施行されても、お金がないから、支援員は増えず、福祉は画餅のまま。老人と障害者ばかりが増える。暗い気持ちになる。
私の上司は、私のこういう考え方はペシミスティックだと苦言を言うが、今の現実からは希望はなかなか見えないのではないか。
やはり国が、国策の基本である経済政策の変革をしなけれはならないと思う。
国に金がないから、増税するのだが、一時しのぎにすぎない。
話しがそれてしまった。
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自立を阻むものはいろいろあるけれど
残念ではあるけれど、親次第かな。
前回紹介したMさんも、親の決心がなければ、退所していない。
一人では意思決定ができない。
これをどう親に認めさせていくのか、
この壁はたかいなあ…
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