長岡弘樹の短編集の中の表題作
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認知症は誰でも罹りうる病気だ
物忘れは誰にでもある、健忘症。これとは違って、記憶障害は短期記憶ができなくなる。さっきやったことさえ憶えていられない。しかし昔のことは忘れないから、今が昔になったりする。そのため、家族は危なくないように、つい過保護になる。症状が進むと、散歩に出て家に帰れなくなったり、さらに人格が崩壊し、まるで別人のようになったりする。
物語では、嫁は大切な要件を毎月主人公である義父に頼む。彼は忘れないよう努力する。それでも事件がおこるのだが…
嫁は病気の進行を遅らせようとしたのだ。彼の自尊心を大切にしたと思う。
偽りだが、その心は陽だまりのように温かい。



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