長岡弘樹さんのミステリ短編集。
2008年の日本推理作家協会賞を受賞。
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表題作「傍聞き」かたえぎきと読む。
知らない言葉でした。
傍ぎきとは、漏れ聞き効果をねらって
、どうしても信じさせたい情報は、別の人に喋って、それを聞かせることだという。
同じ話を相手が他の誰かに喋っていて、自分はそのやりとりをそばで漏れ聞くと、信じてしまうことがある。
噂に似てると思った。
「899」も面白い。消防士の話。
899は消防署の無線で使われる符牒で、要救護者を意味するそうだ。マルアカは赤ん坊だ。火事救急の場面は、手に汗を握る場面の連続で、短編だが
非常に面白い。







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