私の育ったところは東京の郊外の山の方だったので、普通に障害者施設とかあったんですよ。
敷地的にいうと、我が家の隣がそうでした(爆)
楽しい話ではないけれど、以前書いた、施設に住んでた友達の話。
そんなわけで、障害者施設のイメージはあったんですが、映画の施設とは少し違いました。
隣はキリスト教系の療育施設で、子供専用だったのでね。
で、もう一つ思い出したのは、家から15分くらい歩いたところにあった精神病院です。
私は小学2年くらいまで病弱であんまり学校に行ってませんでした。
学校まで2Kmくらいあってバスもなかったので、朝のうち調子が悪いと親が休ませてたんです。
で、昼はぶらぶらしてました。
家の前に芝生の広場があったので、療育施設の子供たちとシスター先生が散歩に来た時に、近くに寄って行くとおやつがもらえるんですよ。
親も何も言わなかったので「天にまします我らの父よ。 願わくは云々〜〜〜」って唱えた後、一緒におやつ食べたりしてました。
ちょっと離れた精神病院の患者さんも、たまに散歩に来てました。
こっちは、腰と両手を縄で縛られて、6〜7人が縄で繋がって列になってやってくるんです。
この人たちが家の前を通る時には親から、
「悪いことをした人ではないけれど、暴れるといけないから近くに行かないでね」と言われていました。
1960年代の話なのでね。きっと今は紐で縛って散歩とかはないでしょうね。
映画の中の施設は、身体障害者というより精神障害者みたいな感じでしたね。
療養所の子供たちにも知的障害はあって叫んだりはしてたので、単に子供と大人の違いなのかもしれないけど。
それで肝心の感想ですが、
『人間の命の選別を、なんでさとくんがやってるの?』
っていうことですよ。
お前が決めるなよ!
ヒトという生き物が他者と関わりを持つと人間になるというのが私の意見です。
この施設に居て、誰かと関わって生活していれば、それはもう人間だと思うのよ。
それが植物人間であってもね。
心の有る無しって何?
心臓が停止してるならもう人間では無いと思いますが。
さとくんの方法で心のあるなしを判断されたら、耳の聞こえない人は殺されても仕方ないってことだからね。
さとくんは矛盾の塊なのよ。
お腹の子の話と一緒にしたらダメ。
ヒトとしてまだ生まれてもない。まだ人間ではない存在だからね。
お腹の子が関わっているのはまだ母親と父親だけなんだから、2人で考えればいいことだと思います。
だいたい、さとくんって元々おかしいと思うのよ。
一度入院させたのに、なんでまた働かせちゃったのかな。
さとくんという1人の気狂いのマスタベーションのために、大切な大勢の命が犠牲になったという、救いのない映画でした。
でも昌平が賞を取ったのは良かったね。
自力でフランスの映画祭に出品できる能力や語学力があるのに、収入を得られる仕事には結びつかないんだなと思うと、そういう人を現実世界で知ってるので、ちょっと辛かったです。
あ、あと余談ですけど、うちの隣にあった療養施設は、周りの山が開発されて住宅地になった時に移設の話が出て、他県へ引っ越して行きました。
施設に預けられてた子達にはもちろん家族がいて、面会に来るには東京の端っこまで時間をかけて来ないといけなかったのに、今度はさらに遠くの他県まで行かないといけなくなったんです。
この映画を見て心を痛めたそこのあなたにお願いがあります。
自分の家の近所に障害者施設を作る話が出ても、反対しないで受け入れてください。
今私が住んでる町内に、障害者施設建設の話が出た時に「地価が下がる」って言って反対騒ぎで大変だったんですよ。
「心は痛めてるけど、家のそばに施設があるのはイヤ」なんて矛盾したことは言わないようにお願いします。
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いや〜〜〜 怒涛の3ヶ月でしたね。
『月』の感想をもう少し言わせてもらうと、オダギリ氏の腰痛は残念でした。
スクラップヘブンのテツの身体能力で昌平を演じていれば、もっと違う映画になっていたかもしれません。
これはもう仕方ないことなんですけど、見てみたかったな。
『僕の手を売ります』はアマプラで鑑賞
インスタに大桑北郎の写真がアップされてるんですけど、カッコ良すぎておかしいですよね?
こんなにカッコ良いいと、このドラマが成立しないんじゃ無いかなと心配になりました。
『サタデー・フィクション』
いやあ、映画らしい映画でした。
『月』も、その前の『陽子の旅』も、ちゃんとした映画だけど、私は『サタデー・フィクション』みたいな映画が好きです。
古谷三郎がもう少し活躍してくれればもっと良かったけど、苦悩するオダギリは美味しかったデス。
で、番宣が
ネタパレ
全力!脱力タイムズ
奇跡体験!アンビリバボー
オドオド×ハラハラ
『THE TRUTH』は番宣と言ってるけどドラマでしたね。
で、新番組の『フロンティア』
ネット記事も多数。
お疲れ様でした。
さて総括
今年は1月11日に高橋幸宏氏がこの世を去り、9月11日には連合いの父も亡くなって、私も終活の始めどきかなと考え始めました。
まずは、なるべく物を増やさないようにしようということで、雑誌類の購入を控えることにしました。
ネット記事は保存しますが、紙媒体は減らしていく方向です。
今年も来てくださってありがとうございました。
次の更新はいつになるかわかりませんが、来年もよろしくお願いします。