山形へ行ってきました。(おまけ) | 奇言雑言

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TUGUの脳内再生中のあれやこれや。

今回はここ数回にわたりUPしてきた

山形県 鶴岡市へ旅行へ行った話し の『おまけ』です。

 

鶴岡市へ行ってみたいという人は

 

鶴岡市観光連盟

https://www.tsuruokakanko.com/

 

コチラのサイトがいろいろと便利なので

御参考になさってみてください。

 

今回の旅のメインは

同行した親戚の人がズッと行きたがっていた

加茂水族館のクラゲだったんですが。

TUGUさん個人的には、水族館よりもやっぱり、、、、

出羽三山の一つである羽黒山詣ではここへ行ったら

外せないなぁ、、、、ってことですよ。

 

 

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三神合祭殿がある羽黒山でいただけるご朱印。

この旅では、出羽三山のなかでも

この羽黒山のご朱印だけ頂戴できました。

 

 

 

出羽三山といえば。羽黒山、月山、湯殿山。

 

真言宗と天台宗のお寺さんがそれぞれの山の上にあるという

そういうところです。

 

この2つの宗派は、仏教の中でも「密教系」っていう流れをもった宗派。

密教系仏教が好きなTUGUさんは、真言宗の総本山、高野山と

出羽三山へは、生きている間に必ず行かねばならん、、、、。と

思っていました。

 

ご縁があれば、お導きがあるであろう。

そう思っていましたので今回はそのお導きであると思っています。

 

出羽三山のことを話すとき外せないのは

即身仏

 

鶴岡市内には、4体の即身仏が安置されています。

 

即身仏は、密教系仏教の教えの中にある 「即身成仏」という考えの下に行われる

荒行の一つで。

 

生きながらにして、悟りを得て、仏となること。であり。

これを実際に行ったのが。

高野山にいる空海さんです。

なので。

空海さんは、即身成仏なので

今でもご健在なんですよ。

 

鶴岡にある4体の即身仏は、空海さんの即身成仏とは異なり

修行者が瞑想を続けて絶命し、

そのままミイラになること。

を言います。

 

コレが、、、、ものすごい荒行なのです。

荒行なので、明治時代を最後に、即身仏は現れていません。

 

即身仏となることを決意したお坊さんはまず。

1000日ほどかけて、五穀断ちという業を行っていきます。

 

米・麦・ひえ・粟・豆・黍といった、穀類を食べることを辞めて。

木の実だけを食べて

体の脂肪を落としていきます。

 

さらに、水分だけを摂り、体内に残された不浄物をすべて排出し

筋肉も落としていきます。

 

筋肉も落ちて、骨と皮だけになったら今度は、水分を絶ちます。

 

キレイにミイラとして体を残すために。

腐敗しないように、漆を飲みます。

 

ここまできたら、今度は。

 

土を掘って作った深い、穴の中に

木箱を入れて。

 

その木箱の外側は、木炭をぎっしり詰め込んで。

(除湿と消臭のためです。)

 

そんな箱の中に

入ります。

 

箱はそのまま土の中に埋められます。

 

空気穴があけられていますが。

その穴から、お坊さんが唱え続けるお経とその際に鳴らす鈴の音が

聞こえなくなったら。

 

その穴は、塞がれます。

 

そして、その後。3年ほど放置されます。

 

ここまでしても、、、、。

ミイラにならずに、腐敗して朽ちてしまうことがほとんどであるそうです。

(その場合は、普通に埋葬されるそうです。)

日本の気候は、湿度が高くてどうしてもミイラになるには不向きなので

即身仏として祀られているお坊さん達は、さまざまな条件が味方した後。

掘り起こされて、ちゃんと保存してくれた人達にも恵まれたからこそ。

現在でも、存在し続けることが出来た、という。

 

さまざまな人々の努力や願いの結晶ともいえる

仏像のなかでもなんだかものすごく

ありがたい、以上に、凄まじいものを感じる。

 

そういうものであります。

 

鶴岡へ行ったら、4体もそういうお坊さんに会える訳です。

 

いつか、お会いできたらなぁ、と思ってます。

 

 

当初、予定には無かったのですが。

行ってみたら、いい神社さんだった鶴岡公園にある

荘内神社さん。

 

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ご朱印のデザインが1種類だけじゃなくて

季節ごとに変わるという神社さんです。

(今は秋のご朱印がいただけました。)

 

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鯛のおみくじ

エビがついた竿で吊り上げて取ります。

 

 

鶴岡公園は、桜の名所でもあるそうです。

確かに、公園の木々は、桜がメインで。

コレが全部、満開に咲き誇ったその様子は、素晴らしく

美しいものであろうなぁ、、、、、と

 

想像できるほどに、桜だらけの公園で。

 

春に、また鶴岡に来れたらいいなぁ、とおもいました。

 

 

また、鶴岡市というところは。

日本映画製作において「ロケ地」として登場することが

多い場所でありまして。

 

日本に生まれて、日本で育った人であれば

一度も実際には見たこともなく、行った事が無くても。

 

田園風景や、連なる山々。雑木林と神社。

長閑な田舎に、藁葺屋根の家がある風景。

 

といったものを

「懐かしいなぁ」とか「実に、日本的だな。」と思う。

 

そういうことがあるわけだけれども。

まさに、「そういう風になる風景」というのが

鶴岡の市内には点在しているのです。

 

また、日本映画を撮影する際に使われる

オープンセットというのもあります。

 

好きな日本映画の「あのシーン」が

鶴岡市内で撮影されていた。

 

ということが結構ありますので、好きな人は

ロケーション巡りをしたりもするそうです。

 

実際、そういうロケ地を巡るためのガイドもありましたよ。

 

あの風景をこの先も残してくれるであろう

鶴岡の人達には、感謝ですね。

日本なのに、日本の風景を残せなくなってきている昨今において

実に、貴重な場所であると思います。

 

ありがたいことです。

 

ではでは、

皆様の今後の旅の御参考になりますれば

幸いでございます。

 

またどこかの旅で。

またね

(。´・∀・)ノ゙ バィバィ~