死ぬ死ぬソース | 奇言雑言

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TUGUの脳内再生中のあれやこれや。

タイトルがなにやら物騒ですが。

ここは、いつものTUGUさんのブログですよっとw

 

いつもどおり、アフォなことしか書かれてないから

傍らに、お気に入りの飲み物なんかを用意して

安心して読み進めていってくださいまし。

 

さて。

 

今日はね、「死ぬ死ぬソース」の話をしていきますよ。

 

食べると死ぬことと同様の苦痛を味わうことになる。

人によっては、本当に死ぬ。

できれば食べない方がいいが、誰がやったかまさかの商品化。

世界的に流通してる。

ネットでも買える。(モノによっては、ネットでしか買えない。)

 

っていうソースが世の中にはありますよね?

 

平たく言えば、「辛いソース」「激辛ソース」って奴です。

その中でも、商品の売りが「死ぬほど辛い。」といってるものを

TUGUさんは、総称として『死ぬ死ぬソース』と呼んでいます。

 

「死ぬほど辛いよ」って言うほどのことは無いものがほとんどだし。

「ホントに死ぬよ?」って言う食品が、世界的に流通してるとか、ありえなくねぇ?

「死ぬ死ぬ詐欺」じゃん。「死ぬ死ぬソース」だ。

っていう感じです。

 

辛いソースといえば。『タバスコ』ですが。

日本に初めてタバスコを持ち込んだのはアントニオ猪木さんなのだそうです。

1970年代のお話です。

 

タバスコを初めて使ったのは

レストランでナポリタンを食べるときでした。

見慣れないものが、ナポリタンと共にテーブルに運ばれてきたのです。

一つは、お馴染みのクラフトの粉チーズです。

もう一つは、、、、。

「かけるとおいしいよ。」

ということでしたので、かけて食ったところ、、、。

酸っぱいような、、、、辛いような、、、、、、そんな味が加わって

いつものナポリタンが、別な味になってびっくりした記憶がありますが。

「辛い!辛くて食えない!!!」ってなことにはなりませんでした。

 

半分普通に食べてから、途中でタバスコかけて味を変えるのが

個人的には好きです。

甘く、優しい、マイルドな味のナポリタンが

ピリッと引き締まって、大人の味に変貌を遂げる。

あの瞬間がいいです。旨い!

 

タバスコを日本に持ってきてくれてありがとう

猪木!って感じです。

 

それから、40年余りが経過いたしまして。

「激辛ソース」はタバスコの他にもいろいろなものが

世に誕生いたしました。

 

その発端とも言える出来事は。

2004年、キャラメルコーンでお馴染みの「東ハト」が

暴君ハバネロというお菓子を世に送り込むことで始まりました。

 

俗に言う、第二次激辛ブームの幕開けです。

※第一次激辛ブームは80年代(1984年~87年)と、言われています。※

 

ハバネロの辛さは、強烈でした。

今までの唐辛子の辛さの概念をぶっ壊す新しい辛味。

 

辛い!でも、、、、旨い。辛さの中に、なんともフルーティーな香り。

いまだかつて無い刺激に日本中が「ハバネロ!ハバネロ!!」と盛り上がっている中。

 

第二第三の刺客が産声をあげます。

 

2006年12月

エスビー食品「SBカプマックス」を開発。

 

カレーはS&B って自社製品の主力はカレーであることでお馴染みの

S&B食品は

その企業ロゴからも「ウチはスパイスとハーブのプロフェッショナル企業だから」と

言っているだけあって。

インド人もビックリな新種の唐辛子を開発します。

「カレーだけ作ってるわけじゃねーぜ!」

「ハウス※には負けねぇ!」とばかりに送り出したわけですが

※ハウス食品も、カレーを作ってる企業として日本ではS&Bと肩を並べる企業さんです。

両社の仲は、、、、悪くないんじゃないかな。(たぶんw)

個人的には、まったく知りませんでした。

何故ならそのすぐ後。

 

2007年2月

ブート・ジョロキアが世界一辛いトウガラシとして

ギネス認定される。

・・・という出来事が起きたからです。

 

ギネス認定されちゃったらもう、そりゃインパクトとしては

強烈そのものですよね。

 

そして、、、、ついに奴がこの世に産声を上げます。

 

1994年 ブレア・ラザー(米)が

『デスソース』を開発。

 

はい、ここ。テストに出ま~す。

 

ブレアさんはもともとバーテンダーだったんですけど。

自分のお店にいた客が閉店時間になっても帰らなかったんで

激辛ソースを塗ったチキンウィング“Wing of Death”を完食できたら

店に残って遊んでもよい、というゲームを持ちかけたのが始まり。

 

このゲームが話題になって。

完食チャレンジのために店を訪れる客が現れ、

ブレアさんも更に辛いソースを作り出し

『これを完食したらチキンは無料』というチャレンジ企画を始めるようになった。

 

以後。

「辛いソースは売れる。」と確信したブレアさんは

起業してソース工場を設立しました。

 

そこで作られたのが、、、、『ブレア氏の午前2時』

という名前の商品。なんとも可愛げ。でも激辛ソースwwwwwwwww

これが、限定品としての販売だったのですぐに売り切れちゃって

量産品が欲しいという激辛ファンの要望に応え、『デスソース』が発売された。

髑髏のキーチェーンがおまけでついているのはこのときからのようだ。

 

ちなみに、、、、。

『デスソース』の名前の由来は

このソースが原因で心臓発作による死者が出たからだそうです。

 

このデスソース。

日本では株式会社鈴商が取り扱っており、開発されてから日本に入ってくるまでのタイムラグの関係で

紹介の順番がずれております。まああまり気にしないでやってくださいw

現在では。

「サドンデスジョロキア」「アフターデスジョロキア」「サルサデスソース」「オリジナルデスソース」の

4種類が正規に輸入されているのでかなりメジャーな激辛ソースであることは

言わずもがなです。(カルディとかで売ってるよね。)

 

相当辛いですよね、、、。っていうか、パッケージのデザインが食品のそれじゃなくて

本当に、「ポイズン」な感じですわ。

TUGUさん的には、唐辛子の辛さは割りと平気なんですが。

デスソースは、辛いと思います。ていうか、痛いですよね。

なので、あまり、好んで使わないです。

 

実は、、、、これよりもすごいのが世の中には

あるんだそうですよ。

 

唐辛子の辛さを計る単位というのがあります。

スコヴィル値というのですが、この数値が

高ければ高いほど、辛いという。そういうことですので

世の中にある激辛ソースのほとんどの商品が

このスコヴィル値の高さを売りにしています。

 

これの測定法は

トウガラシエキスの溶解物を複数(通常は5人)の被験者が

辛味を感じなくなるまで砂糖水に溶かし、その倍率をスコヴィル値として測っていく。

という大変にシンプルな方法です。

カプサイシンを含まないピーマンのスコヴィル値がゼロ」

として計測され。これを基準に

 

ハバネロ唐辛子は値が30万だと計測されておりますです。

つまり、そのエキスのカプサイシンが舌で感じられなくなるようにするには

水で30万倍に希釈する必要があることを示す訳です。

 

それを踏まえて。

 

では、今現在において

「死ぬ死ぬソース」はどれほど辛いのか。

というのを観ていこうと思います。

 

ハバネロソースよりも辛いといわれている

ブートジョロキアは100万1304スコヴィル

 

ウルトラデスソースは117万3000スコヴィル

 

比較のために上げておく。日本の唐辛子だと、

島唐辛子(キダチトウガラシ)は1万5000~3万スコヴィル 

鷹の爪は4万~5万スコヴィルであるので、、、、、、、、。

比較にもならねぇ!ってな数値をたたき出しております。

ちなみに。

最初の方でちょっとだけ触れたS&Bが開発した

SBカプマックスは65万6000スコヴィルだそうです。

メガデスソースが77万0000スコヴィルなのだそうだから

 

大健闘だよね。良くがんばった!!!

 

まだまだある、、、。

 

オリジナル・フアン・スペシャルティ・フーヅ社の製品

『ザ・ソース』

 

 

 

 

 

 

710万スコヴィル

 

 

ネットで、買える、、、、、、、、、、、。

 

 

護身用で使われる

一般用トウガラシスプレー原料(実際には数十倍に薄めて使用される)で

200万スコヴィル

 

警察官用トウガラシスプレー原料(実際には数十倍に薄めて使用される)でも

530万スコヴィルです。

 

最早、、、、食品添加物だとか香辛料とかのそれではない。

「から~いwww」「でも、おいしい~wwww」とは程遠い。

兵器である。

 

まだある、、、。

先ほど紹介した デスソースはシリーズ展開されている。

 

そのシリーズの中で最も殺傷能力が高い商品が

16 MILLION RESERVE or 6 AM RESERVE

であるのですが、純粋なカプサイシンの結晶で液体ではないそうです。

(デスソースを含む輸入食品を取り扱う鈴商が現物を1本保管している)

鈴商、、、、。

マジでヤベェwwwwww

そのスコヴィル値は

1600万スコヴィル

「死ぬ死ぬソース」の最高峰はここ!

ギリで化学的に身体の組織を破壊するような毒性はない。とされていて

「ソースとして使える」ボーダーライン上にこれがいる感じです。

 

しかし、直接摂取した場合、身体に過剰な反応が起きて死亡する可能性ありっていうから

・・・・・ダメだろう絶対。

 

さて、、、、

調べてみた限りではまださらに上があったので

絶対に食品ではないが

紹介しておく。

 

スコヴィル値は脅威の160億

Euphorbia resinifera(エウフォルビア・レシニフェラ)

というサボテンに高濃度含まれている

レシニフェラトキシンという物質。

これが、スコヴィル値の最高峰である。

 

化学やけどを引き起こす有毒な化学物質である為、素手で触れたり、傷付けたりすることは

危険である。っていうか、絶対に食用には向かない。

 

ちなみに。Euphorbia resinifera

和名:ハッカクキリン(白角麒麟)オイキリン(老麒麟)タカクキリン(多角麒麟)アブラキリン(脂麒麟)

などと呼ばれていて、栽培されているところもあるようです。

(植物園とかにね。)

 

そんな危険な物質レシニフェラトキシンですが。

レシニフェラトキシンは新たな鎮痛薬開発の出発物質として用いられているのだそうです。

 

医薬品開発って、スゲェ。

 

毒をもって毒を制しちゃうわけですね、、、。

だから、お薬は用法と容量をきっちり守って使わなくちゃいけないという。

そういうことですね。

 

そんなこんなで、、、、、、、、、。

今日は、死ぬ死ぬソースを掘り下げてみました。

 

辛いものは、おいしいけど。

おいしいなって思えるうちが華よね。

 

程ほどにしておきましょうね皆さん。

 

ではではまたね

(。´・∀・)ノ゙ バィバィ~