元日から酒浸る の巻 | 奇言雑言

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TUGUの脳内再生中のあれやこれや。

( ・ω・)y-゚゚゚  やあ。

2014年だね、明けましたね。おめでとう、なんだね。
ところで、 
元日のTUGUさんは、毎年お風呂屋さんへ行きます。

もともとお風呂が好きなのですが
元日は、特に。
大きな湯船、広い浴室に立ち込める湯気。
新年、のっけから見知らぬ人々との裸のお付き合い。

いいじゃないですか、日本の正月。

で、行きつけの風呂屋へ行くわけです。
でも、
午前中は、混むから行きませんよ。
混雑しているところが苦手なのです。
同じ理由で、
初詣は、元日の午前中までに行くように!とかいう
昔の人が作ったらしいルールにも
まったく従いません。

つか、オイラ的に
元日ぐらいは神仏も お休んで いいと思うし。
寧ろ、そうするべきじゃねーのか?っていう
独自の解釈もあって。
元日は、寺社へは行きません。

昼過ぎ。
風呂屋へ行きまして、遅めの昼食と
お風呂を頂戴して
夕方前には引き上げる。
コレがベストです。

元日の午前中は
初詣の客が深夜からワラワラ出歩いているので
朝になって、風呂屋の営業が始まると、「寒い、風呂に入って行こう。」ってことになるんだ。
だから午前中は行かない。
そして風呂から上がった客が
ついでに飯も食っていこうぜ。ってことになるから、昼時も行かない。

そういう客がそろそろ帰ろうか。ってことになる 午後イチ がベストなタイミングなんだ。
そして、夕方になるとまた
「元日ぐらいは、広い風呂に入って、、、、、」って言う客が押し寄せてくるから
そうなる前に、退散だぜ。

ってことで。

午後2時、風呂に入ります。
まんまとガラガラです。

元日のイベント風呂は、『濁り酒風呂』でした。

酒臭い風呂です。

見事なまでに湯が白濁してます。

入りなれた湯船ですがここまで濁っていると
足元がまったく見えないので怖いです。

恐る恐る、、、、、慎重に、、、、、、、、
湯船の中に足を入れて、、、、、、、、、段差があるんだよこの風呂は
踏み外すようなことがあったら、念頭のっけからエライことになります。

段差をクリアして、、、、湯船の中を今度は慎重に移動ですよ。
先に入っている人の足を踏んでしまったりしたら
それも念頭のっけからシケた話ですわ。

慎重に、、、、、、慎重に、、、、、、、、、、。
し、、、、、!?

今、何かが足に触った!!!!

やだ!何!?
気持ち悪い!!!なんか、、、、、、フワッとした足触りの、、、、。

先に入っていた客の私物のタオルかなんか!?
誰よ!公共浴場の浴槽にタオル突っ込むとかいう暴挙に及んだ奴!
許せんよ、そんなん。

なんにしても、この濁りきった湯の中に
得体の知れない何かが沈んでいるというのは
間違いのないことでありまして、我慢ならん話。

ここは、引き上げるべし、です。

だが、何が沈んでいるのかがわかりませんから
ここも、慎重に行きますよ、、、、、、。

ここか?
こっちか?
それとも、、、、、ここか!?

あ!今指先になんか触った!これか!
よしよし、、、、、、掴んだぞ。
一気に引き上げよう。

「うりゃ、、、、!」
引き寄せたときに腕に伝わる
ズシリとした重量感、、、、、、。
なんじゃこりゃ!
タオルが1枚濁った湯の中に漂っているのだと思ったら、
かなりの大物の予感☆

何が沈んでいるんだこの湯船の中には。
つか、こんな重たいものが沈んでいるなんて
危ないじゃないか!
なんとしても引き上げておかねば、、、、。

グイグイ引っ張って ブツ の一部が水面から出てきて
「あ!コレは、洗濯ネットだ!!!!」ということが判明。

なぜ、洗濯ネットが湯船の中に!
しかも、重たい、、、、。
この洗濯ネット中に何が入ってるんだ。

洗濯物が入っていたら、それこそ
保健所にお叱りを受けるぞ。

グイグイ引き上げると

洗濯ネットの中には、
なにやら、グニグニした白い塊のようなもの、、、、、。

凄く、、、、酒臭い!
なんだこれ、、、、、。

「あ!そんなところにあったのか。」
「酒粕の袋」

えええ!?

濁り酒風呂の正体は
この洗濯ネットの中の酒粕だったのだ。

つまり、、、、、オイラが引き上げたのは
この風呂のコアであり。

「その袋、探してたんだ」
「もっと、揉んで搾り出せ」
「この袋の周りに居ればさらに入浴効果が高まるな。」
「あー!このニオイたまらん~」

という、先に入った入浴客が
濁った湯の中で探していたものだったのだった。

袋から搾り出された
新たな酒汁が湯船にジワジワ広がって行き
「あー!あったまる~!」
「乾燥肌にはありがたい」

酒臭い白濁した湯をバシャバシャと
顔や肩にかけて
名実共に 酒浸り になって楽しむ入浴客。

濁り酒風呂、、、、、、、、、、、、、、。
湯上りに、身体のにおいをかいで見たけど
酒臭くないんだね。
湯船の中は凄いニオイだったんだけど。

そして凄いポカポカになる。
さらに、オイラ、直に酒粕の袋掴んでたんだけど

ガサガサだった手が、ツルツルになったよ、、、。
顔も、乾燥してガサガサしてるところと
油っぽい感じになってるところと差があって
どうすりゃいいのさ状態だったんだけど。

つるん、つるんですよ。

すげぇ、、、、!

でも、酒は風呂に入れるよりも
飲んで味わいたいなぁ、、、、、。

家の風呂に残った日本酒とか入れてはいる
って言う人も居るらしいですね。
酒風呂。
入浴剤や、保湿ローションよりも
良い感じです。