石田順裕93.6㎏、藤本京太郎105.6㎏で計量パス。両者の意気込み | @TUG_man石田順裕応援ブログ

@TUG_man石田順裕応援ブログ

世界リアルボクシングドキュメント

【石田と京太郎の体重差12㎏。両陣営の作戦とは】

29日、後楽園にある日本ボクシングコミッション本部にて『KAMIKAZE3』の前日計量が行われた。

ロスから帰国した石田順裕を生で見るのは初めてだったが、もう首から肩から、腕、胸回り、下半身と驚くほどに大きくなっていた。

ミドル級時代の試合前と比べると、イメージで言えば、誇張なしに本気で倍はあろうかという印象を受けるほどの迫力だ。

本石ツダジム新会長
「石田めっちゃデカイでしょう。これが本当にミット持つともっと凄いですよ。もうパワーもめちゃくちゃ上がってますから。衝撃が響いて首まで痛めちゃうんですよ」

食べることで体重を増やしていた時期は、食べないと体重がすぐ落ちてしまっていたが、今はそうした増量の山場も完全に越え、普通にヘビー級の体重をできていると言う。
さて、その注目の石田順裕のウエイトは93.6㎏で一発クリア。ヘビー級プロジェクト発足当初は、90.7㎏をクリアすることすら難しいのではないか、とも囁かれていたが、見事3㎏ほど上乗せしてきた。

ただの筋肉アップではない。パワーに、スピードと持久力が兼ね備わった、ボクサー石田順裕の密度を保った20㎏にも及ぶ筋力アップだ。

一方の対戦相手京太郎は先に計量を済ませ105.6㎏と、最近では一番重いウエイトで仕上げてきた。石田との体重差はちょうど12㎏。京太郎自身のベストパフォーマンスはもう少し絞った身体だが、もちろんこれは京太郎陣営の作戦だろう。

京太郎は前に出てガンガンと押し込んでくる腹づもりだ。8回戦というのも少なからず影響しているだろう。10ラウンドもの長丁場であれば105.6という体重は重荷だ。

K-1時代、3分3ラウンドを戦っていた頃の体重に近い。判定を度外視して短期決戦を挑んでくる可能性もある。

言うまでもなくボクシングテクニックでは石田順裕が遥かに上回る。まともに競り合っても京太郎の勝ち目はない。そこであらん限りのパワー差で押し込んでいこうとしているのだろう。いわゆるスタンダードな石田対策と言える。こういった作戦で来るかもしれないというのは、石田陣営としても想定の範囲内だ。

石田順裕
「スキルで圧倒します。パワーは技術差を埋めてしまうと思われていますが、そんな次元じゃない、圧倒的なスキルで京太郎のパワーに勝ちます。自信もあります」

個人的には絞り込んできた京太郎の方が怖いと感じていたが、京太郎はあえて体重を増してきた。このことが当日の戦いにどう作用するかは、出だし1ラウンドで分かるはずだ。石田が京太郎の打ち合いを受けて立つからだ。

石田順裕「僕が足を使って逃げ回って勝っても、何も面白くないでしょう?お客さんはファイトするところが見たくて来てくれるわけだから、打ち合いますよ。明日はスゴい試合になると思うので楽しみにしてて下さい」

みなぎる自信が言葉の節々から伝わってくる。明確なKO予告はしてはいないが、石田は倒す気だ。京太郎が来るならKOしてやりますよ、目がそう言っている。

藤本京太郎
「僕のホームでもありますし、僕の大勢のファンのためにもしっかり勝ちたいと思います。いつもよりすごく注目されているので、いつもより楽しみです」

京太郎の言うように、今回は東京を拠点に置く京太郎のホーム試合となる。京太郎としては大声援を味方に付けたいところだ。

思い返せば石田順裕の公開スパーでは、当たってもいないパンチが、会場のどよめきのせいで有効打を食ったと勘違いされたこともある。

そんな会場の雰囲気。熱い応援合戦も、ひとつ大きな勝負の鍵となるだろう。

ロシアでのさるピログ戦。実は総パンチ数、総ヒット数とも石田順裕が上回っていたのをご存知だろうか。結果は大差判定負け。パワーヒット数では上回れていたため勝ちは逃したかもしれないが、もう少し点差は詰まっていなければおかしい試合だ。

東京と言えども日本は石田のホームでもある。これは石田ファンも負けてはいられない。チームISHIDA一丸となって応援し、石田順裕の勝利を後押ししよう。


【石田vs京太郎戦テレビ放送情報】

気になるテレビ放送についてだが、本石新会長にたずねたところ「テレビ有りますよ」との事。番組ラテ欄を見ても確認できなかったのだが、取り急ぎ聞いた通りの情報をお伝えします。

◎30日試合当日の深夜、TBSにて関東地区のみ放送あり。
◎その他の地域では2日後、5月2日にBS-TBSにて再放送される。
◎5月7日の井岡一翔の試合が早く終われば、番組内で放送予定

日時や地域など若干違ってはいるかも知れないが、撮影クルーが入ること確実で、何かしらの放送枠で流れることは確かなようだ。

このあたり詳しい方がいたらコメント欄に情報をお寄せください。

※関係者さまよりTV放送情報いただきました。詳細はコメント欄にてご確認下さい。


【計量後プレス。石田順裕、藤本京太郎インタビュー】

Q.京太郎選手、今の心境をお聞かせください。
京太郎「今年一発目の試合で、間が空いてしまったんですけど、その分しっかりと調整できたので。4月30日は全力を出し切って、最後は笑顔で勝っていられたらと思います」

Q.石田選手いかがでしょうか?
石田「まず僕にチャンスを作ってくれた京太郎選手、角海老宝石のみなさんと、関係者のみなさんに感謝します。明日は楽しみです。もうその一言です」

Q.京太郎選手、隣に石田選手がいますが、実際に会ってみてどう思いますか?
京太郎「いままで色んな経験をしている選手だと思います。僕は常に挑戦者だと思ってますので、僕はもう挑むだけなんで、明日も全力でやりたいなと思います」

Q.石田選手はいかがでしょうか。隣に京太郎選手がいますが。
石田「そうですね。特に変わったところはないですけど。はい」

Q.石田選手93.6㎏ということで、改めて増量について
石田「ここ半月くらいは一日に5食とか、そういうのはしてなかったので、90ちょいをキープして、もう体調的にもベスト、いい感じで仕上がってます」

Q.今日の計量で12㎏差をどう感じますか?
石田「僕はスキルがあれば体重差は関係なく戦えると思ってますので。自分の持ち味もそこなんで、そこを十二分に発揮して戦いたい」

Q.(ミドル級から)20㎏分の重さというのは感じる?
石田「スパーリングしてる限りではそんな感じなかったです。けど試合としては初めてなので、未知数な所もあるし、そういった部分も僕はすごく楽しみです。僕は逃げ回るということはしないので、戦うために、ファイトするためにリングへ上がります」

Q.京太郎選手は体重差についてどう思いますか?
京太郎「僕自身も20㎏30㎏重い相手と戦ってきたので、あんまり(逆に相手より重い)こういったことはなかったんですけど、戦い方によっては体重差関係なかったんで、そこもうあんまり気にせずやりたいな、と思います」

Q.ご自身の105㎏という調整に関して、どういう仕上がりなんですか?
京太郎「もうずっと何年も、プロ入ってプロの半分はこれくらいでやってきたので、そこはもういつも通りってことですかね」

Q.いつもよりちょっと重いと思うのですが
京太郎「そうですね。それは身体がまだ成長してるっていうのと、自然に増えただけなんでそこはあまり気にせずに。しっかりと戦える身体には造って来てると思うので」

Q.試合のルールが、負ければ王座剥奪ということですがそのことに関して何か
京太郎「興行的にはそっちの方が付加価値がついて面白いと思いますし、何も賭けないよりは、それくらい賭けたほうが面白いんじゃないかと思います」

Q.石田選手、この試合の後、勝った場合どうしますか?
石田「それはもう試合終わってから考えたい。いろんな人にも相談して。(ヘビー級でやるかも)終わってから考えたい」

もう明日の今頃はゴングが打ち鳴らされている。石田順裕vs藤本京太郎のドリームマッチ。

開始まで、24時間を切った。