こんにちは
つげ☆です。

子供が小さかった頃
ある居酒屋のランチバイトに
入っていたんです。

ここは俗に言う
「ブラックバイト」
と言うやつで、スタッフに対する
経費削減が、徹底しておりました。

例えば仕込みの時間は
「客が居ないのに空調を入れるのは
経費の無駄!!」と、
どんなに寒い時期も半袖で作業。

交通費は1日往復400円以内

「店にゴキブリが出るのは店の責任!」
と、駆除の費用は店長持ち。
新宿の雑居ビルなのに。

お酒のケース動かすと
下からちっこいのが
50匹くらい「わわわ~」って出てくる

駆除されないからひとテーブル1ゴキブリ
確実にいる感じ
清掃は週一、1度の掃除で
使い回しの箸が20本くらい落ちてる

そんな場所だったけど
他に行くところないから
子供が幼稚園入るまでは
そこで頑張ってました。

さて、ここを辞める時
スタッフの皆さんに
小さい金平糖の包みを
プレゼントしたんですよ。

お気に入りの
「緑寿庵清水」のやつ。

で、そのなかの1人。
50代くらいと思われる
女性に手渡したとき
その女性が言うんですよね。

「金平糖ってなに?」と。

一瞬、混乱したんですよ
金平糖を知らない人がいるなんて
予想もしないじゃないですか。

あ、いや、その
日本の・・・いや正確には
オランダ発祥か?
飴・・・ではないな!?
砂糖菓子!?

ちなみにその金平糖は
緑寿庵という金平糖専門店の
季節限定のやつで・・・(; ゚゚)
さくらんぼのやつ、なんだけど・・・

女性はなんだかよく
分からないといった顔で
ふーん、と呟きました。

金平糖を知らないって
どんな人生だったんだろう

可愛い幼子だった時代
星のような形の砂糖菓子を
差し出してくれる大きな手は
周りに、ひとつもなかったんだろうか。

とてもモヤモヤしたし
少し闇すら感じたけれど
初めて食べた金平糖が
緑寿庵ってのはまた
特殊で面白いものかも
知れませんね。