11時過ぎに、アリーナへ着き、会場へ行ってみたが、敷地が広すぎて、どこが建物か、わからず車でうろうろした。荷物を持って歩いてきた男性に、「フットサルの会場ってどこかわかりますか」ときいたら、信号二つ曲がったあちらの建物だとのこと。この建物は何ですか、すごく変わってますね。というと、新しくできた競技場とのこと。時間が惜しいので写真を撮らなかったが、すごく面白い形をした建物だった。貧乏県なのによくこんな施設ができたものだなあと感心した。それに、競技場とアリーナって違うのね? いつの間にできたんだろう?
あとで調べてみよう。
それにしても、こんな田舎に不釣り合いなほどに大きくて芸術的な形をした競技場。
孫たちが戦っている場所は、アリーナなのでさらに奥のほうだが、駐車場も広くて広くて、私みたいに膝に難がある身には、駐車場から会場までたどり着くのがまず一仕事だ。
会場にたどり着いても、玄関から二階の観覧席までも大変。動く歩道があったら楽だろうなあって思った。
万が一を考えて、いつも杖とデレクターチェアは車に積んでいるのだけど、この広い距離、迷わず杖を持った。杖一本あるだけで、駐車場から会場へ、玄関から観覧席への移動がとても楽だった。亡くなった母も姉もどんなに大変な時でも、杖は恥ずかしいと言って持たなかったけど、使ってみるととても楽。
年寄りにみられるのが嫌だったんだろうな。杖を突いたってつかなくたって、他人はさほど気にしないものだし、身の丈で生きるのが一番楽なんですけどね。
一人で歩いているからまだ気が楽だけど、これが団体行動だと、他人への気遣いがプラスして無理をするので、孫の競技の観戦も、もうこれで終わりにしようと思った。観戦用にデレクターチェアを背負っていったので、これまた楽だった。次の試合まで15分しかなかったが、弁当を急いで食べ終えるのを見届けて、私はそこで帰ることにした。
姉と待ち合わせをして、4時までおしゃべりおしゃべり。
さて帰ろうと思ったら、「今試合が終わったので、家に向かっている、パパとはま寿司で寿司食べていこうかっていうことになった」とのこと。「じゃあおばちゃんもまだ家に戻ってないので、待ち合わせしようか」と、話がすぐに決まり、寿司屋さんの駐車場で待ち合わせした。試合の話は聞かないことにし(孫も息子も試合の話を一言も言わないのは、ぼろくそに負けたに違いないのだ)、口数も少なく、それぞれに好きな寿司を注文しているうちに、笑顔も戻り、お腹いっぱいに満たされ、満足して帰宅した。