トレーナーがファンクショナルトレーニングを取り入れるメリットとデメリット | 新宿四谷発 ファンクショナルトレーニングマスター 岩沢陽介のファンクショナルな日々

新宿四谷発 ファンクショナルトレーニングマスター 岩沢陽介のファンクショナルな日々

新宿区四谷でトレーニングジム「ファンクショナルトレーニングラボ クエスト」を経営、TRXシニアマスターインストラクター、ファンクショナルピラティス/マスターエデュケーター、美圧ヨガ創始者、パーソナルトレーナー、セミナー講師 etc。そんな私の日常を書きます。


僕自身は40年前にグループエクササイズインストラクターとウエイトトレーニング指導からトレーナーとしてのキャリアをスタートしました。

ただ元々は運動神経が鈍かった僕が『ブルース・リーになるんだ!』と10歳の時に始めたトレーニングがベースなので、やはり「動けるようになる!」と言う強いこだわりがあり、それは常に指導の根幹にしていました。

だから30代の時にセミナーや教則ビデオのタイトルを「動ける体の作り方」にしていたくらいです。

それもあって今から20年ほど前にアメリカで『ファンクショナルトレーニング』と言う概念が主流になった時に「これこそまさに自分がやるべきもの!」とすぐにそれを学び、指導の中心においてきました。

だからこそ一般的なトレーナーの方が自分の指導する商品として『ファンクショナルトレーニング』を取り入れるメリット/デメリットについてはわかっているつもりです。

それを以下に挙げます。


トレーナーが「ファンクショナルトレーニング」を取り入れることのメリット

1.全身の機能的なトレーニングである

ファンクショナルトレーニングは、身体全体の機能的な動きやパフォーマンスを向上させることを重視しています。

トレーニングは日常生活のあらゆる動作に応用できるため、それに求められる、筋力、代謝能力、可動性、安定性、バランス、全身のコーディネーションなど体力の構成要素をトータルに鍛えることができます。 

それはさまざまなレベルやタイプの人に共通して必要な能力なので顧客の幅は広がります。


2.スポーツパフォーマンスが向上する

ファンクショナルトレーニングは、アスリートやスポーツ愛好家にとって特に効果的です。

スポーツに必要なパワーや敏捷性、スタミナはもちろん技術習得に必要な運動連鎖の能力や反応速度をも高めることができ、スポーツパフォーマンスの向上につながります。 


3.個別のニーズに対応することができる

ファンクショナルトレーニングは、個々のクライアントのニーズに合わせてプログラムをカスタマイズすることができます。

それぞれのクライアントの目標や制約を考慮し、最も適切なトレーニングを提供することができます。 


4.バラエティと楽しさ

ファンクショナルトレーニングは多様なトレーニングツールを使用し、エクササイズバリエーションも無限に存在します。

これにより技術習得の楽しさも含めて飽きることなくトレーニングに対するモチベーションが継続され、多くのクライアントにとってトレーニングが単調なものにならず、長期間に渡って取り組むことができます。 


トレーナーが「ファンクショナルトレーニング」を取り入れることのデメリット

1.豊富な知識と経験が求められる

ファンクショナルトレーニングは、トレーニングのバリエーションが多いため、トレーナーには十分な知識と経験が求められます。

適切なフォームやテクニックを教えるためには、専門的な知識とトレーニング方法の理解が必要です。 


2.個々のクライアントが持つ制約やレベルへの対応が必要

ファンクショナルトレーニングは個々のクライアントの能力や制約に合わせた調整が必要です。

それぞれのクライアントの健康状態や運動レベルに応じて、エクササイズでの使用器具、強度や難易度などを適宜変換し(これをモディフィケーションと言います)それらを組み合わせた適切な運動プログラムを提供する必要があります。 


3.特定の筋肉に対する効果は限定的である

ファンクショナルトレーニングは、全身の機能的なトレーニングを重視していますが、特定の筋力や筋肥大を追求する場合には、他のトレーニング方法と組み合わせる必要があるかもしれません。 


4.プログラムの設計と進行の複雑さ

ファンクショナルトレーニングは多様なエクササイズやトレーニングツールを使用するため、プログラムの設計と進行には複雑さが伴います。

トレーナーはクライアントの進行状況をモニタリングし、適切なモディフィケーションを提供する必要があります。 


確かに10年ほど前に「これからファンクショナルトレーニングが流行るだろう」と専門的な教育もないまま取り入れたジムの多くは淘汰されてクローズした施設も多いのは事実です。


ただ「ファンクショナルトレーニングを商品に取り入れ、お客様を継続的に満足させる」と言う「アウトプット」におけるゴールを明確化すれば、デメリットに挙げられている「学びの量・質両面での膨大なボリュウム」と言う「インプットの困難さ」は必ず克服できます。

これもトレーニングと同じ「漸進的にプログレッション」すれば誰にでも身につけることができる能力なのです!


そのためにはまずあなたが「ファンクショナルトレーニング」を面白いと感じ、好きになることです。

そうすれば全てのデメリットは解消され、全てはあなたの「強み」に変わるはずです。

それほど「ファンクショナルトレーニング」は最高に魅力的なもの。

だからこそ僕の愛する「ファンクショナルトレーニング」の魅力をもっと多くに人に知っていただきたいと日々思いながら活動しています。


さらに10年前はもっと漠然ととしていた「ファンクショナルトレーニングを取り入れるためにはどんなプログラムが適切で、そのためにはどんな教育が必要か」と言う課題について、今はもっと精査され洗練されています。

(少なくともそれはQuestでは明確です!)


と言うことで、Questではパーソナルトレーナーの方やジム経営者の方が、ご自分の商品構成に「ファンクショナルトレーニング」を取り入れる際に必要になる以下のようなさまざまなご相談に応じています。

・器具とその入手ルートの選定

・商品プログラム開発

・商品に沿ったスタッフ教育

・定期的な商品プログラムと教育の更新


「ファンクショナルトレーニング」に少しでも興味を持っているトレーナー、ジムオーナーの方。

まずお話しだけでもさせてください。

必ず納得できるご提案をさせていただきます。

(相談だけなら無料ですから!)

まずは quest.traininglab@gmail.comまでメールをお送りください。

その一通のメールで、きっと貴方の未来が拓けます!