カフェインと運動の関係 | 新宿四谷発 ファンクショナルトレーニングマスター 岩沢陽介のファンクショナルな日々

新宿四谷発 ファンクショナルトレーニングマスター 岩沢陽介のファンクショナルな日々

新宿区四谷でトレーニングジム「ファンクショナルトレーニングラボ クエスト」を経営、TRXシニアマスターインストラクター、ファンクショナルピラティス/マスターエデュケーター、美圧ヨガ創始者、パーソナルトレーナー、セミナー講師 etc。そんな私の日常を書きます。

先ほどはカフェインと睡眠について書きましたが、それではカフェインは運動にどのような影響を及ぼすのでしょうか?

これに関しては国際スポーツ栄養学会の最新の研究結果が信憑性が高いと言えるでしょう。

これを見るとカフェインの摂取は明らかに運動能力を高めてくれます。
それは
・筋力
・ジャンプ力などの瞬発力
・投擲能力
・反応速度
・代謝能力
など多岐に渡ります。

またカフェインには脂肪燃焼効果もあると言われていますが、その細かいメカニズムはまだ解明されていない部分も多いのです。

摂取量としては
・体重1kgあたり3〜6mgが適量
=体重60kgの場合、180mg〜360mhでコーヒー2〜4杯分

摂取のタイミングは
・運動前60〜30分

というのが結論です。

ただここでもその人のカフェイン感受性によって効果や量は変わります。

少量でも心拍数の上昇や頭痛、不安感の高まりなど副作用が出ることもあります。

また日常的にカフェインを摂っている場合、効果を感じられないこともあるでしょう。

またアスリートではサプリメントとしてクレアチンを摂っている人も多いとは思いますが、カフェインとクレアチンは相互にその効果を打ち消してしまう作用があるので同時摂取はお勧めできません。

少なくとも6〜10時間は分けて摂った方が有効なので「運動前にカフェイン、就寝前にクレアチン」といった摂取時間の工夫が必要です。

また砂糖や人工甘味料の入ったものではなく、お茶やコーヒーから摂取する方がカフェインの効果以外のデメリットを避けることができるでしょう。

ですからエナジードリンクではなくコーヒーの方がリスクは少ないと言えます。

ただ加工されたコーヒーやお茶の場合、残留農薬や重金属の含有量の問題があり、日本の場合、それらの許容基準値がかなり高いため、一定以上の量が含まれていると考えた方が良いでしょう。

リスクヘッジの観点から「オーガニック」「有機」などの一定の安全性が担保された商品を選ぶべきでしょう。

カフェインを上手に活用し、健康とパフォーマンスの向上に役立ててください。