パーソナルトレーナーの方のビジネスのコンサルティングで以前はこんな質問をしていました。
「あなたの強みを教えてください」
でも最近ではあまり使わなくなった質問です。
それには2つ理由があります。
1.ありきたりの答えや資格などの答えしか得られない場合が多い
2.1.ではない場合、強み=武器という誤解をして文字通り「他者にはここで勝てる!」と言う視点で答える人が多い
Questでは「強み」をこの2つではない視点で捉えています。
それは何か?
Questで考える強みとは
「自分の何が人の役に立てるのか?」
「何によって社会に貢献できるのか?」
さらにそれは
「求めている人がいるのか?」
「いるとしたら誰なのか?」
「強み」はよく「strong point」とも言われるように「他者にない優れた点」というニュアンスを持っている。
でもだとしたらそこには競争原理が働き、強者と弱者、勝者と敗者を生み出します。
それは全て相対評価。
そうだとすれば周りよりも少し上回れば良いわけで、そうなった途端に成長は止まります。
この成長とは経済的右肩上がりの成長という意味では無く、文字通りの「成長」
学び向上し続けることを意味します。
絶対評価としての「他者への貢献」を追求すると、成長には終わりがない。
今の社会では経済的な強者、勝者、成長が尊ばれていますが、それこそが人としての様々な矛盾や不幸を作り出しているとは思いませんか?
この「強み」の話。
決してパーソナルトレーナーだけの問題では無く、より多くの人に当てはまるのではないかと想っています。