コアトレーニングの準備として | 新宿四谷発 ファンクショナルトレーニングマスター 岩沢陽介のファンクショナルな日々

新宿四谷発 ファンクショナルトレーニングマスター 岩沢陽介のファンクショナルな日々

新宿区四谷でトレーニングジム「ファンクショナルトレーニングラボ クエスト」を経営、TRXシニアマスターインストラクター、ファンクショナルピラティス/マスターエデュケーター、美圧ヨガ創始者、パーソナルトレーナー、セミナー講師 etc。そんな私の日常を書きます。




それが「ファンクショナルピラティス」でも「ファンクショナルヨガ」でももちろん「ファンクショナルトレーニング」でも。

僕が指導するワークアウトプログラムのスタートでは脊柱の動作を重要視しています。

もちろん脊柱が胴部の様々な筋群の作用として安定している事は大切。
しかし我々は日常生活の中で余りにも座っている姿勢が多く、その時は立っている時以上に脊柱は不自然な状態で「固められている」事を強いられています。

それをまずニュートラルなポジションにする。
そのためには脊柱を動かす事ができなければ修正する事もできません。

上の2つの動画を比べてみると、上段は腰椎から順番にコントロールして動かし、出来るだけ首の骨である頚椎の動きを最後まで抑えているため、より大きく腰椎から胸椎の動きが強調されています。


上の画像でわかるように、ここまで胸椎・腰椎が屈曲しても、この段階では頚椎はニュートラルを意識的に保っています。

こうする事で脊柱周辺部のより多くの筋肉とそれを動かす神経への刺激を高める事になり、その後の様々な動作の中でのより強い安定性や可動性を導き出す事につながります。

立位では脊柱に垂直方向の圧が加わるため、特に腰椎をあまり頻繁に動かしたくはないのですが、四つん這いにする事で垂直方向の圧を軽減し、脊柱と周辺の筋群への負担を減らしながら動かす事ができます。

例えばコアのトレーニングでプランクの際に「脊柱をニュートラルに保って」と言われても日常的にニュートラルでない人は脊柱を動かしてニュートラルにしてから始めなければいけないのですが、「脊柱を動かす感覚」がなければニュートラルに出来ず、プランクをスタートする事もできないとも言えるのです。

皆さんの背骨はただ固めるだけでなく、自在に動かす事ができますか?