ダイエットに王道はない。
これまでも数え切れないくらいダイエット希望の方の指導をしてきました。
そして体重のよる階級制度があるアスリートの指導も。
その経験も含めて「ダイエットに王道はない」
そう感じています。
例えば食事に関して何を制限するのか?
この3年ほど「糖質制限」が注目されていますが。
たとえ健康体でも、この糖質制限が向く方と向かない方がいます。
例えば糖質を摂りすぎていて太ってしまったから、糖質を制限するというのは余りにも短絡的。
そういう方は糖質を摂ることで精神的にも満足感を得ている場合が多い。
例えばその方が運動で糖質をエネルギーとして使う条件が揃っていれば、運動後は一種の低血糖状態になり糖質を補給したくなる。
その条件とは?
1.脂肪がエネルギーとして優先的に使われる体の状態になっていない。
2.運動前に運動中に必要なエネルギーの補給を糖質で行っている。
3.脂肪をエネルギーとして使える体質になっていないのに、運動強度が高い運動をしている。
などなど。
で、例えばジムの帰りにちょっと乾杯なんて。
そしてビールで乾杯したりするとそこで糖質とアルコールを一緒に摂っている。
すぐインシュリンをいうホルモンが分泌し、一時的に血糖値を上げますが、その後アルコールの影響で血糖値が下がります。
そうすると夜遅くに締めのおにぎりとかラーメンとか。
糖質を摂ってしまい、太ってしまう。
この方がライフスタイルや運動の内容、体質そのものを変えず、糖質だけを制限してもかなり無理がある。
だからライフスタイルや体質も少しずつ見直しながら、糖質のコントロールもそれに合わせて少しずつ変えていく。
そうではなく、急激に極端な糖質制限や単品のダイエットをしても、結局リバウンドにつながるだけです。
しかしご自分の体質や太る原因、ライフスタイルを客観的に判断するのはとても難しいですよね。
だからこそ我々トレーナーは、ダイエットの王道にクライアントの方を当てはめるのではなく、カウンセリングを通して、その方を客観的に判断する。
その上で段階的・総合的にライフスタイルの改善に取り組めるようなプログラムとアドバイスをする。
それが重要です。
ダイエットをしたい方もご自分のライフスタイルや体質を知った上でその方法を選ぶようにしましょう。