今までのブログから子育て記事をいくつかピックアップしてお届けします。
“本日のピックアップ記事”
2021.12.16掲載
『あと2100回』
高校生の娘は、夜なかなかお風呂に入りません
声をかけても「は〜い
」と返事をするだけで、準備が進まないのです。
やっとお風呂に入ったなぁと思ったら、今度は長々と出てこないのに
毎日毎日、イヤになる。
そう思っていたら娘に聞かれました。
娘「母さんは、この先何回私に「早くお風呂に入って！」って言うと思ってる？」
私「え〜…。あと3回くらいで言わなくていいようになりたいよ」
娘「よく考えてみて
私はきっとこれからも毎日母さんに「早くお風呂に入って！」って言われると思う。
私が高校卒業まで約700日として（←この計算は間違っている
）、一日３回しか言われなかったとしても2,100回は言うことになるでしょ。
高校卒業した後はわからないけど、まぁ最低でも2,100回はあるんだよ。
母さん。
大変だね
」
…高校生になってもまだ1,000回を優に超える「早くしなさい」のセリフが待っているのかぁ
支援センターでは子どもとの色々な関わりについて
後どのくらいしたら言うことを聞くのか
後どのくらいしたらラクになるのか
と聞かれますが、皆さん
2,100回以上は確実なようです
私が気になっているのは、“自分がお風呂に入るタイミング”に影響が出ることだったので、「先に入るね〜」とさっさと自分が済ませてしまえば、娘は娘のタイミングでいいやと思うようになりました。
あとは換気をちゃんとしてくれればOK。
「早くお風呂に入って」の「早く」がポイントだったので
この部分がなくなって「お風呂いいよ〜」になったら快適でした
毎日同じことの繰り返し…
そうだったとして、それの何がイヤなのかを自分で考えることは変化の一歩です。
同じように見えて違うかもしれない
繰り返しであることに意味を感じるかもしれない
その状況を作っているのは自分だとわかるかもしれない
相手の気持ちを理解できるかもしれない
困ったことがあるたびに、「対策」ばかり探してしまうと気がつけないことがあるのではないかと思います。
“どうしたらいいかなぁ” の前に
“なんでかなぁ” って思えたらいいなと思います
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