毎月の『覚書』は、その月に参加した研修や学会、読んだ本などを記録しています。

 

感想や考えなども一緒に残して、自分の振り返りに活用していますが、ブログを見て下さっている方の学びの参考にもなればいいなと思っています。

 

 

 

9月のzoomでの学びは

 

『日本臨床発達心理士会全国大会(web開催)』

公開シンポ「巡回発達相談における発達支援の専門性を問うー保育者の視点からの検討ー」

企画公演「コロナ禍における家族支援の現状と課題:子ども・養育者への影響、発達障害、マルトリートメント(児童虐待)の観点から」

実践セミナー「臨床発達心理士に求められる倫理」

 

 

 

 

『幼児期から中高生までのエビデンスに基づく吃音の理解と支援』

主催:日本公認心理師ネットワーク

講師:菊池良和先生(九州大学医師)

 

 

 

 

臨床心理士会の全国大会は8月末に行われたのですが、リアルタイムで参加出来なかったのでオンデマンドでの参加になりました。

 

 

学会や大会はたくさんの講演やシンポジウム、セミナーがあり、録画視聴だと色々見ることが出来てお得な気がするのですが、時間のやりくりをしなければ見ないまま終わっていく…あせるということでもあります。

 

今回も他にも気になるセミナーなどあったのになぁ。

 

 

ひとつの講演やシンポジウムが約3時間程あるので、時間がかかるのはもちろん、身体と脳みその疲労が大きくて絶対参加したかった3つで終了となりました汗

 

 

 

 

巡回発達相談は八王子市の事例紹介で、発達相談員、現場の保育者、市の担当者それぞれの意見や連携のために整えていることなどがよくわかり、参考になりました。

 

 

特に、巡回相談時のポイントやカンファレンスの行い方と注意点は、配慮すべき事項の理由もよくわかり、「こんなふうに巡回相談が行えたら現場も心強いだろうな」と思いました。

 

 

自分が保育をしていて、発達巡回相談というのは頼みの綱でもあるのにモヤッとすることも多いものでした。

 

日々子どもと接していて感じていることがあり、保護者と共有しながら考える暮らしの中のその子の姿があるのに、はじめましての相談員さんに「◯◯ちゃんは□□なので、△△な対応が必要です」などどあっさり?言われるのは、子どもの姿への評価だけでなく保育へのダメ出しを一方的にされているような気持ちになります。

 

 

「共に」の部分が、子どもの姿の見取りにも、これからの支援にも必要なのに、上下関係を感じさせるなと思っていました。

 

 

 

連携とは言葉以上に難しいです。

 

他職種なら尚更なのかもしれません。

 

 

保育士の資格スキル(個人のスキルではなく、資格が持っている専門性)の低さも否めません。

 

 

人が育つ要の時期に、周りの人間がどんなふうに力を合わせて具体的な関わりをしていくのか、何度も語られていることですが、あらためてそれを考えさせられました。

 

 

 

 

今いる場所で、今置かれた立場で

 

自分には出来ないこともあるし、出来ることもあります。

 

 

つい「出来ない」に苦しんでしまうのですが、「出来る」をもっと育てていけばいいし、出来ない・出来ていないことは変化と前進の可能性を残しています。

 

…と、自分を励ますことが出来た、良いシンポジウムでしたニコ

 

 

 

 

 

吃音の理解と支援の講座はとても充実した内容でした。

 

今までも食・嚥下、言葉など、言語聴覚士さんの領域の学びに参加させてもらいながら、コミュニケーションや摂食といった「生きる」にダイレクトに繋がる部分の理解がいかに重要かを身につまされてきました。

 

 

 

「吃音」は保育の仕事をしていると普通に出会うもの。

 

そして相談を受けやすい内容です。

 

 

講師をして下さった先生自身が吃音の当事者であり、医師として吃音に向き合う治療者でもあるので、吃音の状態や指導について事例も豊富に紹介して頂きました。

 

 

そもそも私自身、吃音についてよく知らず、誤解をたくさんしていたこともわかりました。

 

 

 

著書も支援や理解の手立てがわかりやすく具体的で、とても良かったです。

 

『ことばの教室の吃音指導』

 

 

学校や療育現場を対象としている本ですが、幼児の吃音に対しても理解や心がけたいことは共通していると思うので、吃音がある子どもを支える保育者や保護者も参考になるんじゃないかなと思います。

 

 

 

 

 

9月はあまり本を読めずぼけーあせる

 

 

面白かったのは『発達171』の特集2

 

 

 

「“人の発達”を研究することを生業としている人の、子育ての現実」について投稿されています。

 

「わかっていても思うようにいかない」のは、研究者も同じなんだなということを知るだけでも、子育てはラクになりそうです。

 

そういう発信はもっとあると良いかも。

 

 

 

読み途中のまま10月に突入しているのは

 

『からだのためのポリヴェーガル理論』

 

 

 

棚に置かれているのを1年ほど見つめ続けてやっと読んでいますにやり

 

とっても興味深くて良い本なのですが、解剖学的な部分はつまずきながら読んでいて進みが遅いです汗汗汗

 

 

 

ポリヴェーガル理論に基づく身体理解はこちらの本も合わせて読み中

 

『ポリヴェーガル理論への誘い』

 

 

これはわかりやすい合格

 

津田先生は解説が丁寧です。

 

 

 

 

 

知らないことがあってもいいけれど、知らないことを知っている人がいて、教えてもらったり一緒に頑張ったり出来るといいんだなぁという気持ちが強くなった9月です。

 

 

まだまだ成長中…だと思いましょう真顔

 

 

 

チューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジ

 

 

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