勤務先の子育て支援センターで毎月開催している『赤ちゃん講座』
参加してくださる方の悩みや育ち、私自身の学びや想い、それらに影響を受けながら毎年・毎月少しずつ内容を変えています。
先月は今年度2回目の『タッチケア講座』でした。
“タッチケア”は、“触れるという行為にケアの意味を感じて行うこと”です。
触れることは大切だけれど、その意味を知ることにどれほどの価値があるのか
何か良いことが起こると思うから「触れる」のではなくて、触れることそのものの心地よさや安心感が先にあり、結果として育ちへの貢献となるのだということは伝わるのか
そういった、タッチケアをたくさんの人へ「講座」の形式で伝えることの迷いは、私の中に長い期間ありました。
私が支援センターで働き始めて2年目から3年間、毎月ベビーマッサージの時間を作っていました。
ゆっくり穏やかに、そして個々の様子に合わせて行いたかったので、小さなお部屋(相談室を使っていました)で1回2組30〜40分間のベビーマッサージ。
発達や赤ちゃんのいる暮らしの相談にも乗りながら、私自身とても楽しい時間でもありました。
5年目、色々と事情もあり、悩んだ末にベビーマッサージの時間は『赤ちゃん講座』に切り替えました。
その時にタッチケア(ベビーマッサージで伝えていたことも含めて)は、身体や心の発達、睡眠や食、抱っこや遊びなどの日々の関わりに落とし込み、独立した講座にはしませんでした。
触れること・触れ合うことはイベントではない
日常の中にあたりまえに存在するものであってほしい
だから、こどもの姿や暮らしから触れることについてアプローチしたいという想いが強くあります。
そうやって講座をしてきたのですが。
「ケアの必要性」を知ろうとすることで、子どもの姿の捉え方・関わり方、子育てそのものへの向き合い方を考える人を見てきて、私自身にも変化がありました。
タッチケアがいかに育ちの日々に恵みをもたらすかを、正面から伝える良さはあるし
それがわかることで、赤ちゃんの発達や暮らしを理解するきっかけになる双方向性をもっと信じても良いのではないか
…そんなわけで(前振りながーい)
熱い想いの『タッチケア講座』が、今年から登場しています
触れるって気持ちいいな、楽しいな
と思ってもらえたらいいなと思います。
それは簡単なようでそうでもなくて、なるべく大人の邪心が入らないように、育ちへの敬意を忘れぬように、そういう講座でありたいと願っています。
参加してくださった方の感想は、いつも何度も読んでいます。
ひとりひとり、自分の子育てに何か一つでも照らし合わせてみることが出来ていたらいいなぁと思っています。
今回はふたつの感想を紹介します
毎回そうですが、How to の情報は抑えて「どうしてそうするか?」「どういう心持ちでいると良いか?」に重点を置いてお話しをして下さることで、家に帰ってから、また数ヶ月経ってからの暮らしにも活用しやすい学びを下さって、ありがたく思います。また他の機会も楽しみにしています。
タッチケアも毎日の積み重ねが大事で、赤ちゃんの心と対話することは発達を支えることに繋がるということを学びました。
まちこ先生の赤ちゃんへの話し方、接し方がとても好きで、自分も少しでもこんなふうに温かい気持ちで触れてあげたいと思います。
大きくなった時に変化を感じることができるよう、毎日コツコツ尋ねながら触れ合って行きたいです。
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