9月半ば
久しぶりに、自分の職場とは別の子育て支援センターで講座をしました。
新潟市西蒲区にある“子育て支援センタートマトくらぶ”さん。
今回の講座は『おもちゃ講座』
勤務先の支援センターでも毎年開催していた講座ですが、今年は思うところがあって休止しました。
なので、私にとっては今年度一回限り講師を務めるレア講座となりました。
いつものように自宅からおもちゃを抱えて出張します。
赤ちゃんの参加が多いとお聞きしていたので、あまり風呂敷を広げ過ぎないようにと思っていたのに、結構な量のおもちゃを持参してしましました
おもちゃ講座の内容を吟味している時間は、おもちゃそのものよりも“人の関わり”に重きを置いています。
けれどおもちゃを手に支度をする時は
このおもちゃ好き
これも好き
と思いながら手に取り、眺め、遊び、また棚に戻してみて
好きなものへの愛おしさが募ります。
私が今までおもちゃ講座をしながら感じてきた少し寂しい気持ちは、「好き」を置き去りにしてきたからなのかもしれないなと思いました。
こどもの発達に役立つから
こどもがおとなしくしてくれるから
価値のあるものだから
流行っているから
それもおもちゃの持つ側面ですが(むしろそれが役割なのかもしれませんが)、私は自分がおもちゃを好きです。
自分の“好き”にフィットした
小さなもの 大きなもの
ジャンクなもの 正統派なもの
手作りのもの 職人技のもの
お安いもの ちょっとお高いもの
それらがどんなふうに、こどもの育つ場所に存在しているのか
それをゆっくり楽しく伝えたいなと思っているのだなぁと思いながら今回講座をしてきたのでした。
参加して下さった皆さんが、講座後も興味津々でおもちゃを手に取り、こどもたちと一緒に遊んでいる姿がとても嬉しかったです。
こどもと一緒に自分も遊びたい
こどもがどんなふうに遊んでいるのか、何が好きなのか見ていきたい
といった感想もありました。
講座の中では、おもちゃと人の関わりについてのあれこれもたくさんお伝えしていますが、終わってみて「楽しい」「好き」が着地点なら、それは本望だなぁとしみじみ思います。
ご参加下さった皆さん、お声がけ下さったS先生、ありがとうございました
トマトくらぶさんでは11月にタッチケアの講座もさせて頂く予定になっています。
また違った「楽しい」「好き」の時間を過ごせたらなと思います
今年はもうおもちゃ講座をしません。
でも
支援センターの来てくれる親子の皆さんと、おもちゃにまつわる楽しい話しをたくさん出来たらいいなと思っています
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