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12月は5日の試験が学びの中心にありました。
そして先日、臨床発達心理士の資格試験“合格”の通知がきました
仕事で活かしていくことが大切なので、資格取得は通過点です。
でもホッとしているし、良かったなぁと思っています
そもそも2年前に取得した公認心理師も、臨床発達心理士を意識したものでした。
子育て支援の“専門家”を名乗るなら、人の育ちを包括的に捉える力がもっともっと必要なのではないかと、日々身につまされます。
人の発達について基礎からきちんと学ぶだけでなく、「子どもとは」「育ちとは」「育てるとは」「暮らしとは」「生きるとは」を考えなければならないし、考え続ける場所や仲間が必要だなとも思いました。
例えば「子どもの発達」を掘り下げて学んだとしても、それは自分のためにはなっても人を支える力にはならないと思っています。
ピアノに例えるなら、「ショパンの別れの曲」だけを完璧に弾けるようになったような感じでしょうか。
それはたしかにひとつの技術としてその人に身につくものかもしれませんが、ピアノのなんたるかやショパンのことを理解したことにはならないし、誰かにピアノを教える力が身についた訳でもありません。
「子育て支援」の難しいところは、常に当事者が複数であることと、時間や文化を加味する必要があるところです。
支援者に発信される困難さは、育てている人からのものがほとんどですが、育っている人(子ども)も当然ながら当事者です。
そして育てている人の悩みが解決しても、子ども側は負担が増えていたり、子どもに変化があっても、育てている人の暮らしはしんどいままだったりします。
“今”が良くても長い目で見たら残念な対応のこともあるし、無意味に感じる日々が実りに繋がっていることもあります。
そういう中で、「発達」を様々な切り口で見る力が支援者には必要です。
個人を見取るだけでなく、関係性や生物学的な歴史、文化的な歴史、地域社会、その人が描く未来…。
資格が絶対だとは思っていません。
でも、基礎力と包括的な力に対する責任を担保できるのではないかと思います。
臨床発達心理士とは
未熟さや経験の足りなさを自覚させられるのも、学びの中からです。
臨床経験のカバーとアセスメント力アップに向けて、参考になった本は
2冊とも事例が豊富で、自分の経験不足と不安をフォローしてもらえたと思います。
子育て中の方にはちょっと難しいので、支援者の皆さんにお薦めの本です
日々の仕事そのものが臨床なので、関わる皆さんが一番の先生でもあります。
たくさんの子どもたち、子育てをしている皆さん、いつもありがとうございます。
出会えたことに心から感謝しています
しずかなおうちきなりでは対象者限定でLINE @での相談に無料対応しています。
「相談」とまではいかなくても、聞いて欲しいなぁということなどメッセージを下さいね。