日本語教育能力検定試験  共通語は京都弁だったかも? | 頑張るお母さん チャレンジ人生 in U.S.A.

頑張るお母さん チャレンジ人生 in U.S.A.

アメリカの生活、仕事、教育についてのブログ
時々ペットの話も。
日本語教師です。
英語が苦手、だけど頑張ってます。
毎日がチャレンジです。

10月に行われる

日本語教育能力検定試験

 

全然、勉強をしていなくて

今週になってやっと

去年受けた問題を復習しました。

 

「日本語教育」と「国語」の違い

 

についての問題がありました。

 

その違いについてはまた次回に

お話ししたいと思います。

 

今回は「国語」について

皆さんはご存知でしたか?

私は、「国語」が得意でしたが、全然知りませんでした。

 

「国語」と言うものが出来たのは

明治になってからなのだそうです。

 

更に

 

共通語についてですが・・・

 

江戸時代は各藩それぞれお国言葉で話していました。

交通も今より不便な頃でしたから

他のお国言葉を話す人に遭遇しなかったので

不便もあまりなかったようです。

 

幕末になり

いろんな人が京などに集まったら

言葉が通じなくて大変だったそうです。

 

私たちが時代劇で良く知っている

鹿児島弁の西郷さんや

土佐弁の坂本さん

多くの幕末の志士を産んだ松下塾では長州弁だったでしょう。

お公家さんだった岩倉さんは京都弁とお公家言葉だったでしょうし

そんな皆さんが会合をしたら

いろんなお国言葉があふれていたことでしょう。

 

明治になって東京に集まった

お国言葉の人たち。

新しい国家を作るのに

言葉が通じないのは困ります。

 

そこで

 

明治20年代後半になってようやく

言語学者が全国のお国言葉を調べて

標準語を作ろうと言う動きがでました。

 

その結果

二つのお国言葉が候補に挙がりました。

 

 

一つは

今使われている

東京弁と言うのでしょうか。

京都から東京に遷都して

そこで使われていることがが選ばれました。

 

 

もう一つは

都のあった京都弁なんですって!

 

古き京の都を知っている学者は

京都弁を共通語にと推したそうです。

 

 

若い学者は東京弁を

お年を召した学者は京都弁を

 

どちらとも決めかねて

10年も経った頃

京都弁を推した学者たちが

お年を召されて他界なさったので

若い学者が推した東京弁になり

今に至るそうです。

 

 

これ

今年の1月に「チカちゃんに叱られる」で

説明されたものだそうです。

 

 

京都弁を推した学者に

若者が数名いたならば

もしかしたら私たちは

 

「そおどすかぁ?」「おおきにぃ」と

まったりとした言葉を話していたのかも知れませんね。

 

日本語を習う外人さんも京都弁

想像したらなんだか不思議な感じです(笑)