「ハードディスク起動が遅いのでSSDに交換してくれ!」

と頼まれてNECのLAVIEを預かった。

 

電源スイッチがキーボード内に取り込まれている。なんとテンキーの[-]の上。
なんか、[-]を打つ時にうっかり電源OFFにしそうで怖い(笑)

型は何かな?と見ると

Lavie NS350/N となっている。

 

 

 

 

■1. 分解すっぞぉ!(;^ω^)

 

早速分解だ。

 

ひっくり返して型番を確認して、ネジの数を確認。13本。

全部同じネジかな?
吸気穴の左下にあるネジは光学ドライブ固定ネジ。▲◎と彫ってある箇所。

このLAVIEの正式型番は

型番:PC-NS350NAS-E3

詳細はこちら

 

ボディと天板の間にプラスチック板(ギターピック等)を差し込み開けていこうとしたが、結構食い込みが硬い。

光学ドライブの箇所はツメが密集しているので、結局スマホ分解ツールを使った。

 

ぱっかん!してみた。
 

 

■2.中身の確認

ハードディスクは東芝の1TB。

 

CPUやメモリーはM/Bに直付けみたいです。
でも拡張スロットが1つありました。増設できますね。

 

ん! ( ,,`・ω・´)ンンン?
これはてなマーク
M.2のSSDが内蔵されているの?

 

 

■3.部品取り外し

 

とりあえず、バッテリーを切断します。
突起に合わせてグイグイ押して少しずつズラシて外す。

 

ネジを外して、M.2スロットから外してみる。

おや! OPTANE MEMORY とあります。
初めて見ました、触りました。

Intel(インテル)のOptane(オプテーヌ)を採用したPC。
初めて扱うのでドキドキ!
メモリーと書いてあるのに M.2スロットにあるんだね (;'∀')

1TBのハードディスクの大容量を活かすために、オプテーヌメモリーつけて高速化してあるみたいだけど、結局、容量の大きいSSDを付けないと、真の高速化にはならなかったみたい。

ハードディスクを抜く。

四方のネジを外して、少し浮かべて少し引き抜く。
SATAのインターフェイスが思ったほど長くないので、注意して抜くのを先にしないとSATAのケーブルが破損するかもなので気を付ける。


元々2.5インチSSDにクローンを作って交換しようと思っていたが、
このM.2が使えるならSATAの2.5インチSSDよりもM.2 NVMe のSSD の方が高速になるので尚可!

 

という事で、
WD Blue SN570 (NVMe SSD) を付けてみました。

 

 

■4.BIOS(UEFI)設定

さて、オプテーヌはどういうBIOS(EFI)設定なの?
スイッチ入れて[F2]キーを連打!

■Infomation画面
NVMe SSD はしっかりとSN570 が認識されてます。

 

■Configration画面
はい、この作業を行ったのは2023/04/11でした(;^_^A

Storage を確認して、Optane を無効にしないとね。

Controller Mode が[RST mode]になっていたので [AHCI mode]に変更しました。
たぶん、このRSTになっていればOptane が有効になるんでしょう。

… って事は、ひょっとして
オプテーヌメモリーを刺したままで、ここを無効にすれば…
というかAHCIに変更すれば、オプテーヌメモリーをSSDとして使えるのでは?
という謎が頭に浮かびましたが…
Optane memory の写真(4枚前)を再確認して下さい!
16GBでしたね(;^_^A

使えねぇ~っ!(;'∀')
 

■Boot画面

バックアップシステム(AcronisTrueImage)の入っているUSBメモリーから起動させるために
Boot Mode をUEFI からLegacy Support に変更します。

作った起動用USBメモリーがUEFIで作ったなら変更なしでもよい。

 

下部にLegacy が表示されたので[↓]キーで下へ

 

目的の起動用USBメモリーは [USB HDD]として認識されているので

 

[F6]キーを使って一番上に移動します。
※[F5]で下へ移動します。

 

■Exit画面
一番上の Exit Saving Changes を選択して、再起動かけます。
 

 

■5.起動・インストール

Windows10 Ver.22H2 のインストール用USBメモリーを差し込んで
再起動!

なぜ? Why?

ブートできません!

「No bootable Device」と出てる。

今まで何度となくこのUSBメモリーでインストールしてきたのにガーンガーン
色々悩んだ結果
 

Windows10 Ver21H1 のインストールUSBメモリーを使う事にしました。

実は
一部機種に最新バージョン(Ver.22H2)ではインストールできない現象が出ています。
なので最新じゃなきゃよかろう!
って事で、ちょっと古いバージョンを入れてみます。

 

はい! 起動できました。
インストールします!

 

■Windows10・11の

 Ver.22H2インストールできないときは!

◆いったん古いバージョンでインストールを済ませ、最新版にアップデートかける!

 

インストールが完了したので、確認します。

問題なくインストール出来ました。

依頼主に問い合わせてみると
「初期化して渡したから、ソフトは何もインストールしなくて良い!
ハードディスクにはデータも何も入っていない!」
との事だったので、OSの更新を進めて、最新版にして引き渡しました。

記憶領域が
起動ディスク:高速なNVMe-SSD-500GB
バックアップデータ保存領域:320GBハードディスク
メモリーは

4GB追加して合計8GB
となりました。
流石、17インチモニターは広く使えていいね!(・∀・)イイネ!!

 

PCIex3.0のパソコンにPCIe4.0用のSSDを付けてもったいない気もするが

値段が高すぎなければよろしいのでは? (;^ω^)

便利で高速な無料のバックアップソフト(ATI for WD)が使えるのでWDのSSDにしたけど、バックソフトが不必要ならば別のでも良いのでは?

私はこいつが気に入ってて、もう20年以上使っている。

WDのサポートページの6番

6. Acronis True Image for Western Digital 次の機能を備えています。

の右にある Windows のリンクをクリックするとダウンロードできる

左のリンクは説明書。

 

※追加記事

 ハードディスクの中身をM.2 NVMe SSD へクローンする道具

2024年2月 SATA と M.2 SSD のUSB外部接続機器ほ見つけたのでご紹介します

こういうのは◆ IDEドライブやSATAドライブ をUSB接続するもの ◆M.2 SSD をUSB接続するもの …しかないと思っていたのですが、探したらあったんですね。よだれ

 

SATAドライブとNVMe SSD を同時にUSBで接続し、単体でクローンも出来るやつ!

 

 

Amazonの Alxum へのリンク

 

紹介する2つの製品はどちらもクローンができない製品と出来る製品の2つがありますので、リンク先で確認して選択して下さい。

 

 

 

 

 あとがき

しかし…

わからんびっくり

オプテーヌメモリー使ってハードディスクの読み書きを高速化!
って意味あったんでしょうか?

 

※補足

クルーシャルのSSDでもクルーシャル用ATI(無料)がダウンロードできますよ!