□§1.前置き
だいぶ古い機種ですが、NECのLaVie 2010年春モデル「LaVie L」シリーズ(LL750W)です
今回は初心者向けの掃除と交換を織り交ぜて、モニタ交換の為の分解まで行きます!
LL750WG3EW仕様 (←)についてはNECのサイト
CPU:Core i5-430M 2コア/4スレッド(2.26GHz→2.53GHz)
チップセット:HM55 express
RAM:DDR3-8500 SO-DIMM 4GB
モニタ:16インチ XWGA(1366x768dpi)
HD:WD BLUE 5400rpm 500GB
LAN:1000BASE-T / WiFi b,g,n
Windows7 Home x64bit
光学ドライブ:ブルーレイ読書/DVDマルチ
USB2.0 x5
2022年~2023年1月の中古価格は、だいたい1万円弱ですね。
これって修理して売却するにしても利益出ないです(;^_^A
USB3.0にも対応していません。(T_T)
液晶に割れ? 漏れ? …が、あったのでAmazonにて8900円で2022年6月に購入(送料込)してそのまま放置してた
4GBじゃアレなんで、更に4GB追加して合計8GB
今時ハードディスクって(*´σー`)エヘヘ → SSD 256GB に交換
以上、
3点で15000円弱かかってます(ノ∀`)アチャー
2万円以上で売れないと、修理の手間賃すらも出ません(T_T)
□§2.分解開始
※以下青文字は初心者さん向けなので、慣れている方は青以外をご覧ください(;^ω^)
01.バッテリーとネジを外す
まずひっくり返して、バッテリーのスライドロックを外し、反対側のロックをスライドさせながら、凹に指を掛けて外します。
写真の黄色い〇印のネジを外します。
ここもネジ横の凹に指を掛けて外します。
外すとこんな感じ↓
この状態で掃除してみましょう!
メモリー交換したり、ハードディスクを交換したりできます。
初心者に優しい作りになっていて好感が持てます。(^▽^)/
ハードディスクは、写真の黒い紐(ひも?テープ?)を引っ張ればSATAのコネクタが外れます。出てきたのはWD社製のBLUEドライブ 500GB(5400rpm)
SSDに交換。HDよりSSDが若干薄い場合は、写真のように段差が出来て隙間が空きます。
最近のドライブは7mm厚ですが、昔のHDは9.2mm厚だったので、こんな感じの隙間が出来ます。スペーサー付のSSDを買っておけば問題ないですが、大抵はスペーサーは付いていません。安いので購入しましょう!
でもこの機体は、下にクッションの代わりにバネみたいなの(下写真)が付いているので、そのままスペーサー無しでもつけてOK!…な感じがします。SSDはHDに比べたら軽いので、ちょっとぐらい隙間あっても大丈夫かもですね。もしくは何かスポンジや板ゴムでも付けるとか?
なお、その隣のWiFiカードの横に空きスロットがあります。
M.2規格のSSDは物理的に無理ですが、mATA規格のmSSDを取り付けると、500GBのハードディスクを無駄にせずに、データドライブとして利用し、WindowsシステムはmSATAのmSSDにインストールしてそっちをCドライブにすると使い勝手が良くなるのではないかな?
このシステムファンに埃が溜まりやすいので、エアダスター等で プシュー! しちゃって下さい。特に土足で出入りする部屋に置いていると、泥埃がこびりつきやすいです。
02.全体のネジを外す!
本体裏のネジは、上のスロットカバーのネジは別として、
新たに大小合わせて25本あります。
青い〇のネジが15本。ネジ自体に青い塗料が付いています。
黄色い〇のネジが5本。ネジ自体に黄色い塗料。
白い〇の黄ネジより短いネジが1本。
Blu-rayドライブの下に短いネジが2本。
バッテリーの下に、更に短い、小さなネジが2本。
※黄色い〇のネジと白い〇のネジについて
[黄〇][白〇]
黄色ネジ穴の横に▶マークが付いています。組み立てる時に注意です!
白〇の黄色ネジは、Blu-ray固定用のネジです。
これを外して、Blu-rayドライブを引き抜いて下さい。
※バッテリー下のネジ
一番小さいであろうネジが2本。
小さいので見分けがつきやすい。
※光学ドライブの下のネジについて
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Blu-rayドライブを外して中をよく見ると、ネジ(φ2mmの)2本で天板に固定されています。
上の固定ネジと合わせて3本をドライブと一緒に置いておくと、他のネジと間違わずに済むでしょう。
03.分解開始!
画面(モニター)とキーボードの間にある電源ボタン周りのパネルを剥がす
※キーボードの下にも固定ネジがあるので、まずはキーボード外しから
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背面の画面の付け根にある凹みに分解器具(マイナスドライバー等)を差し込んで内部のツメを外します。
裏の左右のツメが外れたら表の画面付け根の隙間に器具を差し込んで持ち上げて固定ツメを外します。
反対側も同様に外します。左右の端を持って中央寄りのツメも外していきますが、かなりたわむのでホキッと割れないか不安に陥ります。(;'∀')
また無理に剥がそうとすると内部のツメが折れてしまわないかとも不安になり、葛藤が生じます(笑)
ゆっくり丁寧に剥がすしかないですね。
うまく剥がすとこうなります。
よく見ると手前にはツメが6本ありました。後ろにも何本かあります。
折ったら固定できなくなるので注意ですね!(;^ω^)
分解に邪魔なものを外す
モニターケーブルが邪魔になるので外します。
&
黒い布系テープが貼ってあるので、それを摘まんで引き抜きます。
またスイッチパネルも邪魔になりそうなので外します。
ネジ2本で固定されています。
キーボード外し
キーボードの周囲を注意してみると、欠けている(凹)部分が数か所あります。
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まず右上(「-」キーの横)とか左上の横にある凹みに器具(マイナスドライバー等)を差し込み、引き出すようにめくります。
※この凹みには押し込む事が出来る固定用のツメみたいなものが隠れていることがあります。
直ぐに元に戻ろうとするので、プラスチック板(ギターピックの様なもの)を隙間に差し込みます。
あとは順に同様にして上を外していけば、下は差し込んであるだけなので上にずらせばOKです。
※但し、キーボードと本体の間には、短かくて薄っぺらいペリフェラルケーブルで繋がっているので、いきなり引っぺがすのではなく、丁寧にゆっくりと外します。
キーボードを下からゆっくり持ち上げると、繋がっているケーブルが見えます。
茶色と黒のプラスチック器具でケーブルが挟み込んであるので、注意して外します。
まず黒い板の上部を爪に引っかけて丁寧に上へ上げるとバカっと直角に起きます!
無理に手前に起こそうとすると破損するかも知れないので丁寧にゆっくりと上へ!
この状態がロック解除ですので、ケーブルの青い所をつまんで抜きます。
※この時、逆に差し込む練習をしておくと、繋ぐときに楽になります。(;^_^A
こうしてケーブルが外れたら、キーボードの取り外しはOKです。
次にその他のケーブルを抜きます。
その他ケーブル外し
マザーボードから更に、あと3本のケーブルを抜きます。
まず、先ほど外したキーボードケーブルの上にある(「MB」と印刷してある)ケーブルを抜きます。
このケーブルも、キーボードケーブルと同じ方法でロックされています。
黒いロックを90度立てて、水色のテープを持って引き抜きます。
その前に黄色いテープを剥がさないとねっ(^_-)
次にタッチパッドのケーブルを抜きます
このケーブルは、前の2本とは違うロックになっています。
左右にある黒い出っ張りを、左右交互に少しずつ手前に引っ張り出す感じです。
数ミリ引き出せればOKです。
※引っ張り過ぎて壊さないように注意!
黒いテープを摘まんで、手前に引き抜きます。
※これも元に戻す時の為に、中に差し込む練習をした方が良いです。
斜めに挟み込むと機能しなくなるので、まっすぐ!
黒いテープを摘まんで引き抜きますが、経年劣化で脆くなっているかも知れませんので、分解器具(プラスチック製のマイナスドライバーみたいなもの)で左右の白い出っ張りを交互に押し出す感じで抜きます。
※この時は気づかなかったれど、写真を見ると、右側を壊しちゃったかも(;^_^A
最後にWiFiケーブルを外す時の為に
黒い固定テープを剥がしておきます。
※戻す時にまた貼るので、脇にくっつけておきます。
上部ケースと下ケースの分離準備
本体をひっくり返します
[前] [後]
念の為、ヒートシンク横の電源ケーブルを外しておきます。
器具を使って白いソケットから引き抜きます。
間違ってもケーブルを引っ張って力任せに抜かないようにしましょう。
断線しては目も当てられませんから(;^_^A
次に、WiFiアンテナを取り外します。
-
ネジ側が黒い線、穴側が白い線です。
器具ではね上げるか、指で摘まんで真上に引き抜きます。
※実はコレ!取り付ける時がめっちゃ難しいです。
真ん中に芯が出っているので、取り付ける時に曲げてしまわないかと冷や冷やします(;'∀')
抜く時に引っかからないよう、横の穴からこのケーブルを引っ張りだしておきます。
表に返して、このアンテナ線を下の穴から引っ張り出します。
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クネクネト絡めてあるところからアンテナ線を外します。
モニターの下、左右両側にある、付け根に見える2本のネジを外します。
モニターを片手で保持したままネジを外してください。
油断するとモニターの自重により倒れようとする時に、プラスチック製のネジ穴が損壊して二度と組み立てられなくなります。
※実際壊したことあるし(;'∀')
モニターコードとWiFiアンテナを引っ張り出すと、モニターと本体が分離しました。
本体分解
モニターが分離できたので、これ以上外す必要ないんですが(;^_^A
内部清掃しますので
よく見てみると、M2.5x3 とあります。
φ2.5mmの太さで長さ3mm って意味でしょう。
順番が違って、↓この写真ではモニターがくっついたままですが(;^ω^)
本体下部と上部の隙間に、分解器具を差し込み、内部の固定ツメを折らないように注意しながら隙間を開けていきます。
周囲をぐるっと外していくと、上下が分離します。
何かにひっかかっていると外れない事もありますが、引っかかりを全て外せていればバカっと外れるはずです。
FANの電源コードを外します。
コードを引っ張ると断線する危険があるので、コネクタの左右の出っ張りを交互にずらしながら少しずつ外していきます。
※組み立てる際は、差し込むときに凸凹が合うようにします。逆刺し禁止(;^_^A
予想よりは埃が詰まっていませんでしたが、ブラシやエアーダスターで プシュー しときましょう。
…で、これで本体の分離が出来たので、この際、埃をとっちゃいましょう!
今回はこれでお終いですが、マザーボードについている残りのネジを外すと、下のケースからマザーボードが外れるはずです。
※ネジに関しては、赤〇で示した2本のネジを外せば良いのでは?
もしくは3本? …というのも基盤に ▲がシルクプリントされてるから(;^ω^)
ボタン電池を交換したい場合は、完全に分解しないとね。
見えているマザーボードの逆側に電池があるみたいです。
果たしてCR2032でしょうか?
違ったら田舎の電気(電器)屋さんには売ってないから困ったもんだけど。
※過去ブログ(電池交換)参照
★肝心のモニターの液晶パネル交換は次回に続く(;^ω^)