僕は考えていた。

明日は巴塘へいかなければならない。

バスは朝8時だ。

そこでひらめいた。

何気ない顔して、ラサ行きのバスの乗ってしまおう。

ラサ行きのバスは7時発である。

仮にだめでも、巴塘行きには乗れるのだ。



朝7時さりげなくラサ行きのバスの乗る。

早く出発してくれ。

心の中で叫んだ。

しかし、うまくいかないものだ。

昨日公安といっしょに切符を買った、切符売りが

人数を数えに来たのだ。

そこで、

「お前、何でこのバスに乗っているんだ」

と言ってきた。

あーあ、だめかと思った時である。

突如、香格里拉からここまで乗せてきてもらった

バスの運転手が、

「こいつは俺の客だ。だからラサへ連れて行く」

と言い出したのです。

バスの運転手と切符売りは、15分くらい口論になりましたが、

結局、結論は出ず、交番へ行っておまわりさんに

ジャッジをしてもらおう、となりました。



おまわりさんは、

「君は巴塘へいきなさい」

の一言で簡単に解決してしてしまいました。

バスの運転手は

「申し訳ないが、ラサには連れて行けない

少ないが、ラサまでのチケット代を返す」

と言って、100元返してくれました。

そして、巴塘へと向かいました。