土橋優子~おそらのうえで~

土橋優子~おそらのうえで~

日々、幼児教育に携わっている中で、子ども達から聴いたらリアルな「胎内記憶」などを紹介します。

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年長さんの同士の話し合いです。





体操の授業が始まる前の時間に、


Yちゃんがみんなに向かって

「まるくなってすぐに挨拶が出来るように準備しておこう!!と提案しました。

それに真面目に賛同する子もいれば…

遊びの延長のように楽しみながら丸くなる子もいます。

いずれにしてもそれぞれに自分のこうしたいという気持ちあっての行動です。





そんな中Yちゃんに意見するAくん

Yちゃん、言い方が少し強いよ、それから自分がそうしようとしている時に

言われてしまうと残念に感じるから、少し言い方を優しくしてよ!!



そんな意見のやり取りからエスカレートしていきAくんがべそをかきはじめました。



すると、年少さんが「Aくんが泣いてるよ」と先生に伝えに行こうとしましたが

すぐに年少さんに向かて年長のK君が…

あのね、もう少し2人の様子を見ようね」と止めました。



その2人の様子をみんながしばらく見守っておりましたが一向に話がまとまりません


そこで、年長さんのNちゃんが

YちゃんAくん、ゆっくり2人で話すのもいいんじゃない。


それなら隣の部屋で話しておいでよ」



そう伝えると2人は静かに体操の部屋を出ていきました。






2人は静かに話し始めました。


Aくんが「あのさ、Yが言ったことはとってもいい考えだしいいと思う。

でもさ、あんなに怒るみたいな言い方をしたらさ、やっぱりやだなって思う、

それに、自分からそうしようと思っている人もいて、先に言われちゃうと

それも嫌に感じるよ。だから優しい言い方がいいと思うんだ」




Yちゃんは静かに強くそうはなすAくんの想いを受け止めたのか

「そうだね、でもさA、泣くことないじゃん!


泣くとさ自分が本当に伝えたいって言う想いがよく見えなくなっちゃうから、

相手に伝わらないよ。泣かないでさ今みたいに話してくれると分かるよ」



「そうだね。じゃあそろそろこの話はこのくらいで終わりにしていこうか」






こんな話し合いの時間がありました。

みんながお互いに感じ合うからこそ出来る心地よい環境だと感じました。



結局先生の出番は今日もなしでした(笑)