廃線を訪ねる(豊橋鉄道 田口線) | T-HOUSE Diary

T-HOUSE Diary

車と鉄道とカメラが好きなオヤジのブログです

クリスマス3連休
23日が唯一の自由行動日となったのでちょっと出掛けてきました。
ネタは今年廃線50年を迎えた豊橋鉄道田口線です。
 
田口線の終着駅である旧三河田口駅の周辺は現在設楽ダムの関連工事が着々と進んでおり、完成するとダム湖に沈む運命となります。
ダム自体の完成予定は2026年との事ですが、現在主に工事用道路の建設が進んでおり、今後立ち入りが出来なくなる可能性もあるので昨日行ってきました。
 
生憎の天気でしたが自宅を8時過ぎに出発、
一般道を走り、途中豊田市の鞍ヶ池公園に立ち寄りました。
ここには名鉄の旧型電車(昭和10年製のモ805と昭和13年製のク2313)が保存されています。
十数年ぶりに訪れました。
イメージ 1
 
 
車内にも入れました。
長~いロングシートが特徴です。
やっぱり木製の内装は温かみがありますね。
イメージ 2
 
 
外観を見てみると・・・
雨ざらしのため状態はかなり悪いです。
イメージ 3
 
 
塗装も所々剥がれている状態。
何とかならないものでしょうかね。
イメージ 4
 
 
鞍ヶ池公園を出発し再び車を走らせます。
1時間ほどで三河田口駅跡へ到着しました。
現地は設楽ダム建設の関連事業である、工事用道路の建設が進んでいました。
イメージ 5
 
 
ここを振り返った場所が三河田口駅跡となります。
今後ダムに沈む場所だけに、田口線の歴史を紹介する看板が建てられていました。
イメージ 6
 
 
看板のアップです。
廃線は昭和43年だそうで、私が生まれた年ですね。
イメージ 7
 
イメージ 8
 
 
この三河田口駅跡ですが、現在唯一残っているのはホームの石積のみ。
石積の天端の湾曲具合は昔の写真のままですね。
イメージ 9
 
 
反対側からも撮影。
後方にガーター橋による工事用道路が見えます。
イメージ 10
 
 
工事を施工してる某ゼネコンが設置してる看板です。
とても分かりやすいですね。
イメージ 11
 
 
この工事用道路ですが、実はこれだけではなく、
今後谷を横断して対岸の急斜面にも出来る予定です。
これだけでもかなり大掛かりな工事ですね。
イメージ 12
 
 
ここから少々南下するとダム関連工事の現場に出くわします。
日曜日という事もあり休工のようでした。
イメージ 13
 

ここの現場を通過するとトンネルに出くわします。
形状からして鉄道トンネルというのがバレバレですね。
大久賀多第二隧道らしいです。
現場の看板によるとこの辺りに高さ129mのダム本体が建設されるようです。
イメージ 14
 

トンネルの周囲を散策し、次に訪れたのは奥三河郷土館
しかし現在リニューアル工事中で入館はできません。
イメージ 21
 
 
しかし敷地内にはこんなものが展示されています。
田口線を走ったモ14(大正14年製)です。
イメージ 15
 

朝に訪れた鞍ヶ池公園のモ805と違い保存状態は良さそうでした。
やはり屋根があるのと無いのでは全然違いますね。
イメージ 16
 

施錠されていたので車内には入れませんでしたが、
窓越しに観察したところ、車内は田口線の資料館になっているようです。
次回は車内解放日に訪れたいです。
イメージ 17
 

奥三河郷土館の次はJR飯田線の本長篠駅へ、
この駅は田口線の起点となり、当時国鉄飯田線との接続駅となっていました。
田口線の電車は写真の一番左の線、
駅舎に面した現在は使われていないホームから発着していたそうです。
イメージ 18
 

しばらくしてほぼ満席の岡谷行き519Mがやって来ました。
この519M、豊橋を10:42に出発し終点岡谷駅到着が17:31
実に7時間近く走るロングラン普通列車という事でマニアには有名らしいです。
ここ本長篠駅でも対向列車待ち合わせの為に17分停車しますが、
カメラを持った多くの乗り鉄の皆さんが列車から降りてきて写真を撮ってました。
イメージ 19
 

対向列車はワイドビュー伊那路でした。
満席の519Mと違いワイドビュー伊那路はガラガラでした。
イメージ 20
 
これを撮って撤収。
帰りは新城ICから新東名に乗り帰宅しました。