西表島での単独入山は認められておらず、そのため入山届が出せないという本末転倒な事態は以前書いた。単独が推奨されない理由はよくわかるけど、毎回ガイドさんにお願いするって、グループ行動が好きでない人にとっては苦痛だし、すごいお金もかかる(少なくとも一回3万前後)。だからできるだけ一人で行きたいのだ。だって、こんな苔が美しい沢があったら入りたいでしょラブラブニコニコ
 

 

 

だったらとりあえず装備と遭難時の対応だけできるだけ準備しておこうと思い、すでにやっていることと新たに今回から加えたことをまとめてみた。
 
まずは西表島でジャングルトレッキングするにあたっての危険を挙げてみる。
・ 滑落や滑りによる怪我(裂傷、捻挫、骨折、打撲など)
・ ハブに噛まれる
・ その他虫に噛まれる
・ 迷って遭難(低体温症、食料切れ、脱水症状)
 
事前にできること:
・ 家族や友人にその日行くルートをできるだけ詳細に伝え、一定の時刻までに連絡がない場合は所轄の交番に連絡するよう電話番号を伝えておく
・ ヘルメット、ニーガード、手袋の装着
・ GPS付きのスマートフォンやスマートウォッチを利用、予備のバッテリー準備
・ ファーストエイドキット用意
 
どれだけ注意しても事故って起きるときは起きるもの。そのためのファーストエイドキットで、想定は救助隊が来るまでの間、最悪一晩程度生き延びれば良いというレベル。
 

すでにセットで売っているものを買おうとたくさん見てみたが、値段が高い割にすでに持っているものが入っていたり、どうしても必要なものが入ってなかったり、とぴったりくるものがなかった。そのため百均で揃うものは百均で、それ以外はオンラインや薬局で一つずつそろえた。

 

①ターニケット(止血、毒蛇に噛まれた時など)

➁アルミシート(低体温症用)

③消毒液・アルコール脱脂綿

④冷えピタ(湿布の代用)

⑤絆創膏(様々なサイズを用意)

⑥太いテープ(捻挫や骨折用)

⑦細いサージカルテープ(止血など)

⑧滅菌ガーゼ

⑨綿棒

➉ハサミ

⑪包帯

⑫三角巾

⑬飲み薬各種(胃薬、正露丸、鎮痛剤、痒み止め)

⑭痒み止めクリーム

⑮ポイズンリムーバー

⑯結束バンド(添え木の固定など)

⑰ピンセット・毛抜き(とげぬき、傷口の消毒時など)

 

あとは低体温症を避けるためドライバッグに入れた着替えと、お湯が沸かせるバーナーと調理器具最低限は持っていく。シリアルバーやチョコレート、レモンの砂糖漬けなどは少しだけ多めに。

この他通常の山でも持っていくもので遭難時に役立つもの:

・ストック(沢を渡る場合の補助、ケガした場合の添え木の替わり、杖として)

・ホイッスル(藪こぎ中に怪我して動けない場合は発見してもらうため)

・ヘッドランプ(夜はできるだけ動きたくないけど、作業時に役立つ)

・スイスアーミーナイフ(なんとなく役に立ちそう)

・コンパスと地図(読めないけどとりあえず)ーでも西表島の場合は沢から離れなければ迷うことはあまりない

 

 

今回はマジで遭難するかもって思った時があって、ホイッスル持っててよかったーと心底思った。その話は次回で。