完成時の、阿吽像です。
凛々しく生まれましたでしょ?
ですが・・・・・・、
何事にも、初めての挑戦にはリスクがつきものですが、
いくら想定していても、大きな空洞を伴う焼き物の立体的造形には、
想定外の結果が出がちです。
この「阿吽」、空洞内の熱の対流を考えて、耳、鼻、頭頂部にも
しっかり穴をあけたにも関わらず、素焼き窯で
額に記したように亀裂が入りました。
恐らく、亀裂側に小物を重ねて窯に入れたせいで、
想定外の熱の対流が生じたのかもしれません。
師のいない、独学のなせる結果でした。
1,230度の業火の中、無事本焼成ができていたならば、
眼だけ透明釉を施されて、
より眼光鋭い仏頭に生まれていたことでしょう。
ですがこのまま本焼き窯に入れたとしたなら、
この亀裂は3倍に広がり、さらに痛々しくなってしまいます。
ので、このまま未完で完成とした作品です。
13年前の、失敗…。
そして今また同じように、今度はデジタルな世界で
クラウドファンディングなるものに初挑戦してみたら、見事に大失敗。
やってみなければわからない、難しい世界でした。(苦笑)
四の五の言わずにただただ猛省し、今後の学習課題といたしました。
同時に、意外な発見をした気でもいます。
アナログとデジタル世界共に、ファジーなる側面があるということにです。
良くも悪くも、開けてみなければ分からない、
何事にもある曖昧さ、です!
曖昧なるは、森の中・・・・・・。
探ってみたい気持ち、継続中なり。^^;