蓮座と台座を作っている間に、時間をかけて慎重に乾燥させた本体。

さて次は、いよいよ素焼きの窯入れです。

 

未体験ゾーンの、高さ46cmの立体像。

温度は通常730~750度ですが、用心を期して400度に。

重さ約7K。上蓋式窯の出し入れは、要気合です!(汗)

 

無事入れることができました。

壁を見つめる明王さんも、ホッとしたかのよう…。

 

そして2度目の素焼きは、730度。

 

無事、クリアできてホッとした生みの母。

何たって、超高齢出産でございますから。(笑)

 

 

そしていざ!

本焼きの1230度、11時間。

 

 

蓋を閉じ、毎度般若心経を唱えたりしちゃうのは、

やはり仏像さまを作らせていただくことへの、

畏怖なる心を持つことへの戒めのようなものです。

ましてや不動明王坐像に挑むなんてと、

どこかおこがましい気持ちが常にあって、

これまでの制作にはない緊張感がつきまとっていましたし…。

蓮座の失敗もありましたが、克服できました。

 

はてさて、どうなりますやらでございます。合掌

 

 

 

つづく