ひろゆきさん、認知症入所者死亡で施設に賠償命令判決に「認知症の高齢者は預からないのが安全」と私見
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「ひろゆき」こと西村博之さん(46)が1日にツイッターを更新。愛知県春日井市の特別養護老人ホームで食事中に食べ物を喉につまらせ死亡した81歳入所者の遺族の訴えに裁判所が施設側の注意義務違反を認定、特養側に損害賠償支払いを命令をしたとの報道に「認知症の高齢者は預からないのが安全、、と」などと私見を述べた。
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 吐いた食べ物で窒息する危険性を予見でき、食事する際は職員が常に見守るべきだったのに、目を離したから遺族に1370万払えというものでした。
 裁判は、本来行うべき見守りを行わなかった、ないし、見守りする人員を確保しなかったから損害賠償命じたのに、それをゆがめて、認知症の方を差別して解釈するのがひろゆきさん。


 ともあれ、現実的に3人を一人で見守れというのが、国の基準。でも、国は複数人の対応ルールや基準を決めていないのも介護保険や法律です。
 軽度の認知症と、多数の高齢者レベルの老化を支援するレベルなら、その基準は妥当ですが、残念ながらひと時も目を離せないほどの認知症症状のある高齢者もけっこういる。
 特に、介護施設入所となれば、家族の介護が難しい人の中から選りすぐって集まるので、そうした人の割合は多い。
 それを考えると、理不尽なのは確か。
 
 そのうえで、政府は、高齢者福祉を、福祉法人にまかせてておいて、丸投げするのが根本原因なんですよね。
 せめて、人員確保と教育できる予算を政府が出さないからこんなことが起こるとは思います。

 もし、現場で、認知症の高齢者に対して個別の対策を話し合う時間と話し合ったことを実行する教育が行われていれば、こういうことは起こらなかった可能性は高いでしょう。
 しかし、人手不足でそんなことを話し合う時間もなければ、教育も行われないなら、同じことが繰り返されるのは自明です。

 たとえ、食べ物をのどに詰まらせて窒息死したとしても、現場で見守り体制がしっかりし、やるべきことをやっていれば、裁判所もこのような判決はしなかったし、そもそも、裁判も発生しないであろうとは予測できます。
 そうしたことがおこらないように、福祉に携わる公務員は1年以上の介護現場の研修で働けば、介護現場も理解できるし、どれだけ重労働でレベルの高い創意工夫が必要で、それができる人材に支払う給料が現段階でいかに安く、ブラック企業的であることを身をもって理解できるでしょう。
 さらに、介護現場の人手不足解消に貢献するので、一石二鳥です。

 現場をしれば、介護保険見直しして、要介護1、2のサービス→総合事業移行案なんて、高齢者自立支援の理念に反したうえに、虐待を増加させ、結果として経費を大きくしてしまう愚かな見直しはしないでしょう。
https://ameblo.jp/tubuyakio/entry-12775916028.html