おっさんやけど日本一周岐阜長野編1日目 ~華厳寺で33ケ所巡礼結願、その後徳山ダムと岐阜城~ | たびじん

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大阪のおっさん・元イタリアンシェフのひとり言

2021年10月20日、朝4時半起床。ガレージで荷物支度をする。出発の準備ができると6時ごろ一旦自宅に戻り朝食。7時過ぎに相棒を走らせた。

では写真解説に参りましょう。

今日はちょっとハードかも知れない計画。というか、あらかじめキッチリ予定を立てているやん!

前日からホテルを予約している、というのも超珍しいパターンです。

旅の相棒てるてる坊主のテルボ。ずいぶん薄汚れて色褪せていたので洗濯&墨入れ。東北の旅で泊まったホテルに、ウエルカムマスコットとして部屋に置いてあったものを連れて来たのですが、彼と行動を共にするようになってからは、雨に降られる(打たれる)日数が激減しました。ええ仕事してくれる旅の仲間です。

リフレッシュしたのでさらにええ仕事してくれるかな?

この看板も2年前からずっと一緒に旅をしてきた仲間だ。いろいろ改良が加えられて、相棒Vstormのトップケースと一体化している。

ガレージ前でいつもの出発時の1枚。準備が整ったのでこれから自宅で朝食を摂り出発します。

パニアケースには各県で見つけたお気に入りのステッカーを貼っていますが、最近はマグネットタイプが増えており、普通のシールタイプを探すのが結構大変です。結局買えなかった県がいくつかあります。

この子泣きジジイが結構ウケています(鳥取県・水木しげるロードの土産物屋で購入)。

食事をしていると、横で我が家のチャボさん(推定16歳)が「またどこかに行くんか?いつ帰って来るんや?」という顔で見ています。

出発すると直ぐに高速道路を使いました。いきなりですが多賀SAでコーヒータイム。良い天気ですが風が強い日です。

11時前に第一の目的地、西国33ケ所巡礼の結願霊場「第33番札所・谷汲山華厳寺」に到着。

山門の真横の駐車場にバイクを停めました(前回はもっと下の駐車場に停めて、桜並木の参道を歩いた)。

境内の中を流れる渓流。

どこの寺もそうですが、本堂への最後の石段がいちばん辛い。

定番の寺名の石碑との1枚。灯篭に刻まれたハート型(?)が意外でした。

御朱印は3つ(なので900円かかります)。前にも来ているのに全く忘れており、今回の新しい朱印帳を見て「なんで華厳寺だけ3ページあるんやろか?」と不思議に思っていました。

これで33霊場すべて巡り、あとは番外の善光寺を残すだけです。今回の旅では数日後に長野県入りをするので、その時に参拝します。

本堂から眺めた石段と参道。

参道を駐車場に向かっていると、あるお堂の庭に、白い象の像(もちろんシャレです)が見えたので入ってみました。

象がいた庭の奥に水琴窟という史跡がありました。手前にある蓮の蕾の様なスピーカーに耳を近づけると、洞窟の中で水がしたたり落ちて響くような美しい音色が聴こえます。

次の目的地である徳山ダムへ向かっている途中で見つけた横山ダム。

ダムカードゲット。

さらに国道を走って行き標識を見つけて寄った藤橋城。城の中にはプラネタリウムがあるようです。その隣のドームは西美濃天文台。

時間も無かったし内部見学はパスしました。

第二の目的地徳山ダムに着きました。ダム湖は徳山湖といいます。私も全国でいろんなダムを巡って来ましたが、この水量と広大さは見て来たダム湖の中でも一二を争います。

ロックフィルダムの堤体表面。

幅の広い放水路。

迫力のあるアングルを撮れました。

石に徳山湖と刻まれているのが見えますか?

マップで、徳山湖の見晴らしが良い場所、と書かれていた六社神社跡宮展望台へ来ました。来る途中で雨が降り出しましたが、本降りではなく秋雨というのかな?ポツポツが長く続くという感じ。身体がじわじわと濡れてきて、寒さがしみてきます。

これが六社神社跡かな?

六社神社跡宮より徳山湖と展望台を見下ろす。

ダム湖の奥の方で見つけた滝。調べると「シッ谷の大タル」という名称のようだ。

馬坂峠のトンネル。何かで見て(たぶんYouTube)、行きたい場所にチェックを入れていましたが、実際に来ても、その理由が思い出せませんでした。ただ、ここへ来るまでの林道は、晴れていれば気持ちよく楽しい道だと思います。今日は寒くて辛いだけの道でしたが(苦笑)。

ここを抜けて岐阜市内へ向かっていると、なぜかグーグルナビが麓の山村でUターンしてトンネルに引き返すルートを示し、ボーっと走っていた私は、それに気が付かずに戻ってきてしまいました。理由は、このトンネルに着いた時に「到着」をクリックしなかったので、峠への案内を続けていたようです。「なるほど、気を付けないと何度も同じところに連れていかれるというわけか」。今更ですがナビの特性を学びました。このために約40分のロスタイムとなりました。

山道で雨と風に苦しめられ、予定より1時間遅れで岐阜市内の金華山に到着。見上げると岐阜城がそびえています。

金華山山麓である岐阜公園では、季節柄か菊花展が催されていました。

池に浮かぶ舞台の菊人形。

ロープウェイは、この便に乗らないと天守の見学ができなくなる最終便の出発30秒前でした。本当にギリギリセーフです。私が乗り込んだら直ぐに発車(発車で良いのかな?)。出発後、いきなり急上昇します。

ロープウェイ山麓駅のすぐ脇にある岐阜公園の三重塔。

標高は329mですが、かなり険しい岩山なので、実際よりも高い山に感じます。

ロープウェイを山頂駅で降りて、キツイ石段を登って行くと、木立の間に天守が見えてきます。

斎藤道三の居城だった稲葉山城を、織田信長が攻略して岐阜城と改めました。

天守閣は再現建築なので、土足で歩けるのが私には嬉しい。

よく見る肖像画とは少し印象が違いました。そして、けっこう小柄?(実物大じゃなかったのかも)。

本当にこんな格好をしていたのですね。天守の展示品は撮影禁止物が多く、撮ったのはこの2点だけです。

城下を流れるのは鵜飼いで有名な長良川。

城から見える夕暮れの濃尾平野。この風景を見れば、天下取りを目指した気持ちが分かる気がしました。

山頂には2軒の飲食店がありました。ここは「テラス ド ノブナガ」のエントランス。おしゃれなレストランっぽいですが、閉まっており、メニュー表なども無かったので詳細は不明。

こちらは「ル ポンドゥ シェル」のメニュー表。店名のイメージとは違いベタベタのレストハウスメニューでした。お腹は空いていましたが、今夜の宿は犬山市に取っているので先を急ぎたい。岐阜城を後にしてホテルを目指しました。本当は今日中に犬山城も見学をするつもりでしたが、今日は時間切れで無理ですね。明日に繰り越しです。

ホテルに着く前に夕食。犬山市内で見つけたローカルチェーンの回転寿司屋「にぎりの徳兵衛」に入りました。

回転寿司では絶体外せないえび天寿司。そして最近よく頼む出汁巻き卵。この店の出汁巻はめちゃ旨でした。

のどくろと大トロの盛り合わせ(握り合わせ)。あとマグロ赤身を一皿注文しましたが、もうそれでお腹いっぱいです。食べる量もかなり減りました。

部屋はネット予約した時よりも広い部屋に変更され、ダブルの部屋になっていました(理由は不明)。

このホテルは空調が全館で固定されており、各部屋では温度調整が出来ず部屋が寒かったです。

(本日のマップ 302km)

今日は、予定したコースに無理があったのか、何とか予約したホテルまで辿り着いたという感じでした。そして久しぶりの雨が辛かったです。テルボくんを洗ったので能力が落ちたのか?その上、旅に出る前に予想していたよりも寒い。ジャケットのインナーは「もしかすると途中で必要になるかも知れない」と思って念のために持ってきたのですが、初日から装着する事になりました。明日も結構ハードな予定ですが、寒いようなので無理しないように気を付けます。ではまた明日のブログでお会いしましょう。